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年下68 ページ19







きらびやかなシャンデリアの照らすロビーをスタスタと歩いてドアに向かう。




「疲れたぁ…」




ドアマンにありがとうございます、とにこやかに告げた瞬間どっと疲れが襲ってきた。


やっぱ私庶民だからこーゆーとこ来ると一瞬で疲れちゃうんだな…

お姉ちゃんも一緒の家庭に生まれたのに大丈夫なのはきっとお姉ちゃんの環境適応能力がハンパなく発達してるんだ!と勝手に決めつける。




「でも今日一応私の誕生日なんだよな…」




結局さっきはほとんど何も食べれなかった。


もうこうなったら、コンビニでスイーツたくさん買ってぼっちスイパラバースデーやろ、と意気込んで歩き出した時だった。





「Aちゃん」





その喉につっかかったような甘ったるい声に悪寒を覚える。





……どうしよう。


一瞬立ち止まるもこのままだと捕まってしまうと思い、とりあえず聞こえてないふりをして家を目指して早歩きをする。




それでも後ろから追ってくる足音は止まなくてたまらなくなって耳を塞ぐ。





来ないで。とっとと引き返して。私からお姉ちゃんに近づけるなんて勘違いすんな。

お願いだから来ないで。





そんなふうに願っても後ろの足音は止むどころかどんどん大きくなる。





「Aちゃん、待ってよ」




やがてパシっと腕をつかまれ、慌てて振り返る。




「どうして逃げんの?」

「す、すみません」




何で

何でこんな時に限ってあの毒舌野郎に鍛えられた口が動かないのよ



早く動いてよ






「俺さ、最初は今日お姉さん狙いだったんだよね」




気持ち悪い、気持ち悪い…





「だけどAちゃんと話して気が変わっちゃった」




褒めてるんだろうけど全然嬉しくない。

嫌だ。離して。





「Aちゃん、めちゃくちゃ一生懸命人の話聞いてくれて」





聞いてません全く聞いてません本当は何も聞いてないんです。

心の中で叫ぶも喉につっかかって声に出せない。







「笑顔絶やさないで愛想も良いし」






愛想なんてよくするんじゃなかった。

作り笑いなんてするんじゃなかった。



瞬きもせず相手を見つめたまま唾を飲む。























「ねぇ、俺と付き合わない?Aちゃん」







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アクアブルー(プロフ) - ☆サヤ☆さん» こちらこそコメントいつも本当にありがとうございました…!!サヤさんのおかげでここまで来れたと言っても過言ではありません…!毎回更新不定期になる度にサヤさんのコメントを励みに頑張ってて(笑)最後まで見てくださってありがとうございましたm(_ _)m (2017年1月27日 18時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)
☆サヤ☆(プロフ) - 完結おめでとうございます!毎回どうなるのかと楽しみでした!ホントに楽しめました!他の作品も楽しみにしてます。お疲れ様でした!そしてありがとうございます (2017年1月27日 6時) (レス) id: 1e1963d5bb (このIDを非表示/違反報告)
アクアブルー(プロフ) - shinox2さん» すみません…!次出てくるのでしばしお待ちを…!! (2016年12月27日 8時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 付き合っちゃった?!あれ?御幸どこいった?(^^; (2016年12月26日 23時) (レス) id: 2f52f37027 (このIDを非表示/違反報告)
アクアブルー(プロフ) - 希望さん» コメントありがとうございます(^-^)/そんなこと言っていただけるなんて…!!本望です…!ありがとうございます(*^^*)ご期待に添えるような作品になれるように頑張らせていただきますのでどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年12月26日 20時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アクアブルー | 作成日時:2016年8月28日 21時

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