【◇】年下はお断りです 2

年下80 ページ31

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「おはよう」




ふわぁ、と欠伸をしてからドンとスクバを置く。




「……なんか怖ーよ」

「えーヤダー！」





普通よ普通、伊佐敷くん♡と言うと…やっぱ怖ーと真顔で言われた。




「なんかあったのかよ」

「別にー今日も爽やか高野さんでございますけど？」

「絶対あったな」





だから何もないって！と叫んでもなお疑いの目を向けてくる伊佐敷に

とうとう私の方が「……じゃあ何があったと思う？」と渋々折れた。





「どうせ御幸が関係…」

「わー！もうその単語言うな！！」




じゃあなんて説明しろって言うんだよ！と怒られ、現キャプテンクソ野郎でいいでしょ！？と自分でもよくわかんない名前を提示してやった。





「ていうかそんなことはどうでもいいんだけどさ」

「じゃあ言うな」




だって！と続けようとすると、また脱線するからもういいと言われ仕方なく本題を切り出そうとするも上手い言葉が思い浮かばず…えっとやその…を繰り返す。




「どうせまだ諦めてないです、でしょ？」




私がもごもご言っているといきなり後ろから声がして思わず「わっ」と叫ぶ。





「あれ？違うの？」

「いやそうじゃなくて…ていうか驚くほど当たってるんだけど」





ほぼ再現だよこれ、と小湊を指さす。






「は？これって俺のこと？」

「良いじゃん別に！いつもの私の扱いなんてもっと酷いじゃない！」

「それはお前がバカなのが悪いんでしょ？」





はぁ？と睨みつけると伊佐敷に「ていうかお前ら」と口を挟まれる。









「御幸に付き合ってること言ったのかよ」








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