【◇】年下はお断りです

年下20 ページ21

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私が今日提出の課題に追われていると「ねぇA」と例の友達に話しかけられた。




「調査の方はどう？」

「……まあぼちぼちってとこかなぁ」




まだ誕生日しか聞き出せてないとは言えない、絶対に。何があっても。



「いつになったら状況教えてくれんの〜？」と可愛く聞く目の前の友達に「山のようにマル秘情報が集まったらね♡」と答える。




……まだマル秘どころか、生徒手帳に書いてある部員なら当然知ってるはずのことも聞けてないのに。





「でも本当Aが羨ましい！あの御幸くんと同じ部活なんてさー！」






「しかも合宿とか同じ屋根の下で寝泊まりするってことでしょ！？」と詰め寄ってこられたので

若干のけぞりながら手振り身振りで「合宿はそんな理想の場じゃない！てか地獄だから！」と全力で否定する。





「それに私はあんなの眼中にないわ！！」

「え〜御幸くんのどこがダメって言うの〜？」




生意気なとことか妙に冷静なとことか…とたくさん言いたいことはあったが、

よく考えるとそれらは全て私の僻みのような感じのものだったので、とりあえず「全部だよ全部！！全部嫌い！！」と連呼しておいた。








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私の方があんな奴より絶対大人だし。








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