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文通27 ページ28
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「御幸くんにありがとうって言われちゃった！」
案外戻って来るのが早かったな…と思ったけど
まあこの暑さだし当たり前かと考え直した。
「良かったね」
「それでさ、いい男って汗かいた時もやっぱりカッコイイんだなって実感した！」
「あはは…」
まあ御幸くんは顔カッコイイからね…
どんな表情でもカッコイイって思われるんだな、きっと。
「味は聞いた？」
「あっ忘れてた！
恥ずかしくなっちゃって渡して速攻帰ってきちゃって…ごめん！」
「大丈夫だよ、それならいいから」
「本当にごめんね」
「大丈夫だって！気にしないで！」
どんどん沈んでいく美香に申し訳なくなった。
「たぶん返す時に言ってくれると思うからさ！」
と言い
何気なく手元の腕時計を見ると
もう下校時刻に近かった。
あっ！手紙！
やばい！と思い
急いで美香と別れ図書室へ向かった。
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作者名：そら | 作成日時：2016年1月21日 20時
