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想い3 ページ3






「そのカメラ凄いね」





私が野球部の練習風景を撮っていると

後ろからひょこっと眼鏡をかけた男の子が現れた。





「ありがとうございます」

「お前西村だっけ?」

「……なんで知ってるんですか」

「結構お前のこと男子で話題になってるから」





あー…

悠里の親友ってことでか…

それとも悠里をおとすための手段とか?






「なんか聞いた感じと違う」

「悠里と違って普通でしたっけ?」






「いや、噂なんかより全然いい表情して写真撮ってた」






「…」







今思えば




この瞬間、

この瞬間の彼のふわっと笑った顔に私は恋をしてしまったんだと思う。







彼女が隣にいるのに。

絶対に叶わないってわかってたはずなのに。






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作者名:アクアブルー | 作成日時:2016年4月10日 17時

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