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想い18 ページ19
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「は」
「だから今週の日曜！青道との試合だから登校！」
「……」
何で…
何で…
何で青道との試合なんかに私が…
「……その日用事あるからパス」
頭をフル回転して考えた言い訳がこれだった。
「何で！？野球部担当お前だけでしょ！？」
「大丈夫。代理で誰かに頼むから」
「はぁっ！？何でいつも来てて撮り方とか角度とか知ってるお前がよりによって試合出ないわけ！？」
「私なんかより100倍上手く撮れる子送り込んどくから」
そっぽを向きながら伝えると
成宮が「それじゃ意味無いじゃん！！」と声を荒げた。
「日頃から近くにいて部員のことをわかってるお前じゃないと
部員のベストショットなんて撮れないに決まってんじゃん！！！」
「……」
「野球部のこと知らねー奴らが撮ったって何にも映んないに決まってんじゃん！！」
普段ヘラヘラしている成宮が
今日に限って真面目に真剣に怒ってる。
「だから監督もお前に伝えろって言ったんだよ！！」
何でこーゆーときだけ真面目なのかな。
絶対会いたくない。
あの二人には絶対。
でも……
「……わかった」
そこまで私を引き止めてくれる人なんていなかったから……
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「ありがとう、成宮」
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作者名：アクアブルー | 作成日時：2016年4月10日 17時
