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想い15 ページ16







あーあ。

英語なんてやんなくていいじゃん。

日本人なんだし。




参考書を開いてにらめっこをしていると

どっから貰ってきたのか、手作りっぽいクッキーを手にドカンと私の前の机に座った成宮。








「何だるそうにしてんの?」

「……めんどい」





トントンとシャーペンで参考書を示す。





「あーテストねー」







「俺なんか全くやってないから〜」とヘラヘラ笑ってる成宮に

「あんたがやって無くても他の人はやってるから全っ然安心出来ません」と突っ込む。








お前には野球があるけど私には何も無いんだっつーの。








「それにしてもあんた万が一怪我したらどうすんの?」

「……え?」

「学校。ていうか将来に関わるじゃん」







「……怪我しなきゃいいんだよ!そんなもん!」






そう言いながらも私の参考書を見始めた成宮。






単純だなコイツ。









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作者名:アクアブルー | 作成日時:2016年4月10日 17時

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