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想い11 ページ12







「教科書見して♡」






私がぼーっと空を見ながら授業を受けていると

隣の成宮がこちらに手を出していた。






「……何なの、あんたの女子力」

「えっ西村…

嫉妬?」

「何で私が男に嫉妬しなきゃいけないのよ」







「だいたい野球しか出来ないペッタンコに嫉妬しないわ」と言い放つと

「俺ペッタンコだったの!?ねぇ俺ペッタンコだったの!?」と周囲に聞き始めたので慌てて「うるさい!都のプリンス様…」としぶしぶ言ってなだめた。






先生がこちらを睨んでいたからだ。






すると成宮は満足そうにだまって授業を受け始めた。





本当めんどくさいな、コイツ





















「ていうかさっき都のプリンス様って…」

「言ってない」

「言ったよね!?うるさいのあとに…」

「幻聴だよ!耳鼻科紹介してあげるから行ってきな!!」








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作者名:アクアブルー | 作成日時:2016年4月10日 17時

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