検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:1,693 hit

2.先輩と公園にて ページ4

先輩に告白して、成功した後私と先輩はブランコに座りながらお互いにもう一度しっかり自己紹介した。


「えっと、じゃあ先輩の好きな食べ物は?」

「キムチ」

「身長は?」

「えーっと176だったっかな」

「先輩背高いですね!」

「いやまあでも俺は全然低い方だぜ?
さっき俺と一緒にいたやつなんか195超えてるし」

先輩は笑いながらそう言うと、「じゃあ今度は俺の番なー」と言いながら私の方を向いた。


「何部?」

「陸上部です」

「へー足速かったもんね。身長は?血液型は?

好きな人は?」

ニヤニヤしながらそう言う先輩に、私は顔を赤くしながら必死に抑えて余裕風に返した。


「164cm、O型、高尾先輩です!」


私がそう言うと、先輩は笑って立ち上がり私の目の前に座って目線を合わせた。


そして、私の頭をくしゃくしゃと撫でそっと額にキスを落とした。


「っ!?」


「よく言えました…って、顔真っ赤じゃん!」

そう言って笑う先輩。
私は先輩の手をぎゅっと掴んで額に当てた。
い、今の顔…ずるい。
心臓がバクバク言う中、私は必死に落ち着こうと深呼吸をした。


「……先輩」

「んー?」

「…好き」


「……知ってる」


そう言って、私達はただ無言で向かい合っていた。


その後私達が別れて、電車に乗る頃にはすっかり日は沈んで真っ暗になっていた。

その後、一人電車に揺られているとピロリンと携帯から音が鳴った。

「っ!」

ディスプレイを見ると、さっき登録したばかりの名前が写っていた。

急いで届いたメールを確認すると私は顔を真っ赤にして、ドアの前にしゃがんで顔を覆った。



『今日はありがとう。
さっきは言えなかったけど、俺がキスした後、顔真っ赤になってるのすげぇ可愛かった。

こんな可愛い子が俺の彼女なんだなって思ったらすげぇ嬉しかった。これから先、もっともっと蒼木さんの事知りてぇし好きになりたい。だから、これから毎日少しずつ知っていきたい。

…あぁやっぱこういう文章俺には似合わねぇわ!

その俺を好きになってくれてありがとな
絶対大事にするから、これからよろしく。

また明日。おやすみ

高尾和成』

3.先輩と初キス→←1.先輩に告白



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鏡子(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます。私の推しは火神君です!確かにあの回は感動しましたね。私も好きです。 (2020年5月15日 16時) (レス) id: e35fb2372b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 私の推しは高尾くんでっす。好きなシーンは、洛山vs秀徳で真ちゃんが『このチームで足手まといなど俺は知らない。』っていうシーンが大好きです。私は秀徳めっちゃ好きなので勝ってほしかったなぁ…。 (2020年2月27日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 鏡子さんの作品面白いです!ちなみに誰が一番好きですか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鏡子 x他1人 | 作成日時:2019年2月4日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。