【ツイステ/フロイド・リーチ】 (ページ12)

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『フロイド君、何か嫌なことあった？』

Aが訪ねたが、答えてくれなかった。

「フロイドは拗ね居ているだけですよ。」

「気にしなくて大丈夫です。」

ジェイドとアズールは意地悪そうな微笑みを浮かべていた。

『そうなんだね。』

四人でご飯を食べた。

『そう言えばフロイド君から聞いたけど、学園長と話をするって。何を話すの？』

「イソギンチャクが生えた彼らを使っての取引です。」

「学園長でもこの取引なら受けるだろうとアズールが言っていまして。」

『上手く行くといいね。』

Aは食べ終わると、フロイドがAの食器を片付けて二人は先に教室に戻った。

『怒ってる？』

Aは廊下でフロイドに尋ねた。

「べっつに～。」

『フロイド君。怒らないで。』

Aはフロイドの手を握った。

『怒ってるフロイド君、好きじゃないよ。』

「スレンダーちゃんは怒って無い俺が好きなんだぁ～。」

『うん。』

二人は教室に入り、授業が始まるまで、話をしていた。

食堂に取り残されたアズールとジェイドが話していた。

「はぁ～。困ったものですね。フロイドは。」

「そうですね、アズール。フロイドは彼女の事になると僕達にまで牙を向けて来ますから。気を付けないといけませんね。」

二人はフロイドとAの去って行く姿を見てそう思った。

「フロイドの想いを受け止めれるのは彼女ぐらいでしょうから。」

「彼女も同じくらいフロイドの事を思っていますからお似合いの二人ですよ。」

「学園長との取引が上手く行けば彼女にも手伝ってもらいますよ。」

「危ない事は僕とフロイドが受けますから。」

「言われなくても分かっていますよ。彼女は僕達にとっても大事な存在ですから。」

二人は楽しそうに話をしていたのだった。