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「とーげーくぅーーん!!♡」
狗巻 「お、おかかぁ!!!?」
狗巻棘が、何かを語り出そうとした瞬間、ルビーのような真っ赤な髪の少女が、狗巻棘に抱き着いた。
佐久間「会いたかったよ棘くん!愛しの棘くん!!さぁ、ただいまのちゅーを!!!」
狗巻 「おかかおかかおかかおかかおかかおかかッッッッ!」
パンダ「メッチャ拒否るってる………」
釘崎 「滑舌良すぎでしょ……。てか誰。」
佐久間「あんラァ、アラアラぁ、まるで皆様がぁ、あの汚いゴキブリのようにぃ見えたのでぇ、視界にすら入りませんでしたわぁーー」
釘崎 「ア゛ァ!!?」
真希 「相変わらず一々うぜぇなぁ」
パンダ「コイツは補助監督の佐久間。下の名前は………知らない方が見の為だ。」
虎杖 「えっ?どゆこと!!?怖っ」
狗巻棘に抱きついたまま、佐久間は全員にこう告げる
佐久間「皆様がぁ、何を思おうとぉ、人権のおかげ様でぇご勝手にして頂いて結構なのですがぁ………
棘くんに手ぇ出したら許さねェぞ
なんですよぉ………」
狗巻 「………………おかか……」
虎杖 「なんか……どことなくA先輩と似てる………」
ウラオモテがある辺…………。
佐久間「えぇーあんなつまんなくてぇ、媚売ってるような女とぉ、一緒にしないでよぉ……新入りくんっ!」
釘崎 「媚売ってるのはどっちよ。Aさんは優しくてちょっと抜けてる超強い人なんだから!媚なんて売ってない!!」
パンダ「なんでお前があつくなってんだよ」
佐久間「とぉにぃかぁくぅー♡棘くんに近づいたらぁ許さないぞぉー!」
狗巻 「………おかか…」
真希 「……棘、もっとハッキリ言わないと、本命に勘違いされるぞ」
狗巻 「っ!!!おかかおかかぁ!!」
そう言って、狗巻棘は無理矢理佐久間の腕を振り払った。
パンダ「ってか佐久間。お前、今日は任務の護衛入って無かったか?」
佐久間「はぁ!!?とげくんを差し置いて仕事しろとぉー!?あんのモブ女の護衛をしろとぉ!!?」
そう言って、狗巻棘にもう一度抱き着こうとする佐久間。
狗巻 「おかかぁ!!」
佐久間「あンら可愛いらしぃ!!」
虎杖 「……………………」
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作者名:莱歌(らいか) | 作成日時:2021年3月3日 21時