好きって言いたい【呪術廻戦】 (ページ5)

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　昔から、狗巻棘と出雲(いずも)Aは一緒だった

　俗に言う幼馴染だ。

　『大丈夫だよアタシがずっーーとそばにいるから！ぜんぶ一緒に半分にしよ！』

狗巻「うん！！」

　〟ぜんぶ一緒に半分に〝

　それが、まだ３才児だった二人が交わした約束だった。

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━━━━━それから数ヶ月

　狗巻棘は出雲(いずも)Aに好意をいだき始めた。

　なにかあれば一番に気付いてくれた。

　語彙をおにぎりにしても、驚きながらも、何も言わずに受け入れてくれた。

　どんなときも一緒に居た。

　この関係が、一生続くと思っていた。

　「出雲(いずも)家なんぞ………惨殺しろ………あいつを………殺せ！！」

　次第に名をあげ、権力を持ち始めた出雲(いずも)家。

　当主だったAの父広大(こうだい)は、いずれ特級並の力を持つと謳われた。

　狗巻家……ではなく、狗巻家の分家が特級呪術師ともなれば、狗巻家の立場は逆転してしまう

　血迷った狗巻家当主………狗巻棘の叔父は広大(こうだい)の惨殺を行った。

　惨殺と言っては言い方が悪いが、惨殺なんてものじゃない。もっと周り口説い仕打ちだった

　狗巻家にきた依頼のうち、最も過酷な依頼を、広大(こうだい)一人に任務をくだした。

　広大(こうだい)はその任務で命を落とした。

　広大(こうだい)の死は事故と処理された

　きっとその日からだろう。

　狗巻棘と出雲(いずも)Aが会わなくなったのは………………

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