百六十八話:煉獄家 ページ45
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Aは隊服に着替えて炭治郎を追う
何となく予想はついていた
その場所へ向かう途中で炭治郎の姿を捉える
Aは炭治郎の背後に立つ
『炭治郎』
炭「!?Aさんっ!?」
『まだ怪我も治ってないのに
一体何処に行こうとしてるのかな?』
炭「(何でだろう、怒ってる匂いがする...
笑顔が怖い)
えっと...実は戦いの後に煉獄さんから
言われたんです
ヒノカミ神楽について知りたいなら
家に行けば何かわかるかもしれないって
だから...」
『それは必ず今やらなきゃいけないこと?』
Aの問いに炭治郎は真っ直ぐな目をして
答える
炭「はい。もう...自分に力がないせいで
大切な人を助けられないのは嫌なんです
守られてばかりは嫌なんです
弱いのが、すごく悔しいんですッ
だから少しでも強くなりたくて___」
それを聞いてAは仕方ないなと言うように
微笑んで炭治郎の頭を撫でる
『わかったよ、今回は目を瞑ってあげる
気が済むまで炭治郎の好きにすればいい
私も手伝うからさ』
炭「...!ありがとうございます!!」
『肩貸すよ、少し楽になるでしょ?』
炭「すみません...」
腹の傷がまだ痛む炭治郎はAに肩を貸して
貰い、支えられながら歩く
炭「そういえば、今日は髪下ろしたまま
なんですね」
『急いで出てきたからね』
炭「...すみません」
『謝らなくていいよ』
そんな会話をしながら煉獄家へ向かう
そして___
家に着いた
そこに一人の少年が居た
炭「千寿郎...君?」
千「!!」
炭治郎が一度礼をする
『久しぶりだね千寿郎
見ない内に大きくなったね』
Aは千寿郎とは数回会った事があった
千「こんにちはAさん
えっと...そちらの方は?」
『私の家族だよ』
炭「竈門炭治郎と申します
煉獄杏寿郎さんのことはお聞きでしょうか」
千「兄のことは既に承知しておりますが...
あの...大丈夫ですか?
あなた顔が真っ青ですよ」
炭治郎を心配する千寿郎を他所に
突然怒声が響いた
槇「やめろ!!どうせ下らん事を言いに来たんだろう、。たいした才能も無いのに剣士など
なるからだ!だから死にかけるんだ!!
下らない...愚かな息子だ杏寿郎は!!」
『...ッ!(この人が、煉獄槇寿郎さんか
杏寿郎の父親...)』
三人の表情が変わる
槇「人間の能力は生まれた時から決まっている
才能のある者は極一部、あとは有象無象
何の価値もない塵芥だ!!」
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露亞(プロフ) - ありがとうこざいます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ!次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい!何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです!頑張りますね! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月29日 19時