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百四十八話:横転 ページ23

Aside





杏寿郎と共に後ろの五両を守りながら
鬼の急所を探すがめぼしいものはない



恐らく急所は前方
炭治郎達の方にある


苦戦しているようなら援護に行った方が___



煉「A!竈門少年達を信じろ!」

私の考えをわかっている様に杏寿郎が言う


『そうだね!』

私は答えた




そうして暫くその五両を守っていると___


ギャアアァァァァァァァァッ!!!



凄まじい断末魔が聞こえてきたと思えば

ガタガタと大きく車体が揺れ___


大きく車体が持ち上がる



炭治郎達が頚を斬ったのだろう


けどまずい...このままでは横転する!

すぐに被害を最小限にしないと___



『杏寿郎!此所は任せた!!』

煉「承知した!」


私は急いで前方の車両へ移動して技を出す

威力を、衝撃を最小限に___



技を出し続けると、汽車はそのまま横転した

私は急いで外へ出る


『(乗客は無事みたいだね
炭治郎達の所に行かないと)』




その途中で杏寿郎と合流して
前方へ向かう

そして炭治郎を見つけた


どうやら腹を負傷したらしい

腹を押さえながら横になり呼吸を整えていた

炭治郎の側に行く



『炭治郎』

炭「...!Aさん...」

『お疲れ様、よくやったね』

炭「はいっ!」


煉「全集中の常中が出来るようだな!
感心感心!」

炭「煉獄さん...」

煉「常中は柱への第一歩だからな!
柱までは一万歩あるかもしれないがな!」

炭「頑張ります...」


煉「腹部から出血している
もっと集中して呼吸の精度を上げるんだ
体の隅々まで神経を行き渡らせろ

血管がある、破れた血管だ
もっと集中しろ」



炭治郎が呼吸をする
すると何か分かったようだ

煉「そこだ
止血、出血を止めろ」


炭治郎は必死な表情を浮かべた

その炭治郎の額にトンッと指を当てる杏寿郎


煉「集中」

するとそれに応えるかのように
腹部からの出血が止まる


炭「ぶはっ、はっ...はあっ___?」

煉「うむ、止血出来たな!
呼吸を極めれば様々なことが出来るようになる
何でも出来る訳ではないが
昨日の自分より確実に強い自分になれる」

炭「...はい」


『よかったね炭治郎』

煉「皆無事だ!怪我人は大勢だが
命に別状は無い
君はもう無理せず...」







そこで突然、地を揺らす程の衝撃が走った

ドォンッとすさまじい音が響き
土が舞い上がり地が揺れる



その土煙の向こうに人影が見えた

そしてすぐに、その姿を捉える


鬼だ、鬼が居た




夜はまだ明けない__

百四十九話:猗窩座→←百四十七話:目覚め



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作品ジャンル:アニメ
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露亞(プロフ) - ありがとうこざいます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 無ければ私の好きに考えて書きます! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 露亞さん» 番外編という形でなら出せますよ!次の続編に入ってからになると思うので気長にお待ち下さい!何かこういう風に書いて欲しいとリクエストがあれば書いて頂ければ考慮して作ります! (2020年1月9日 19時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 終わりのセラフのキャラクターを少しでいいので出してもらいたいな…なんて(( (2020年1月9日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - たぴ岡さん» 何回も読んで頂けるなんて嬉しいです!頑張りますね! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来羅 | 作成日時:2019年12月29日 19時

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