蝶が2頭 ページ4
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その後、太宰の援助たるものをしに行くため、15番街の西倉庫に向かっていた。
貴「そういえば太宰は1人で虎を捕まえに行ったの?」
太宰の異能は攻撃には適していない。
成人男性1人が虎を沈めるのは到底無理がある。
国「拾った孤児の小僧も連れて行った」
貴「孤児?」
あの太宰が孤児を拾った?
如何いう風の吹き回しなンだ。昔は”奪う側”だッたというのに。
国「入水しているところを助けられたそうだ」
賢「にしても大丈夫なのですか?2人だけで」
国「彼奴の考えてることは知らんが、死にはせんだろう」
それもそうだ。
ゴキブリ並みの生命力を持った太宰。
今まで自 殺未遂を繰り返してきたが、本当に死にそうになったことは無いと云う。
与「死んでも妾達には治せないけどねェ…」
貴「厄介だよねェ。異能無効化」
残念ながら異能無効化を持った太宰に私たちの異能は効かない。
そのため太宰が死んだ時の蘇生方法についての会議を月1のペースで開いている。
勿論、どんなに議論しても最終的には『太宰が消えたら相棒である国木田が探す』という結論にしか当たらない。
国木田が可哀想だ。合掌しよう。
暫く歩いたところで国木田が歩みを止めた。
国「此処だ」
ドガァァァァンッ!
貴「…死人でるかな」
与「出ればいいねェ」
国「女医がいう台詞じゃない」
国木田に突っ込まれた。
思った事を云っただけなのに。解せぬ。
すると倉庫から聞こえてくる聞き慣れた声。
其れはだんだんとはっきり聞こえてきた。
太「男と抱き合う趣味はない」
ビダンッ
与「ったく。何やってるんだい彼奴は」
貴「今の音死人かな?!」
賢「なら僕が探偵社まで運びましょう!」
倉庫に太宰の声と人(?)が倒れる音が響く。
探偵社ってとても個性的でいいと思う。
国「お前らつべこべ云わずに行くぞ」
国木田の鶴の一声(?)で私たちは太宰のいる倉庫に入っていった。
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白鳥(プロフ) - 主様の作品どれも、とっても素敵です!続き楽しみに待ってますね!推しがぁぁ最高…(´ρ`*)コホンコホンあの…もし良かったら、私も小説を書いてるので見に来て下さい! (2020年9月4日 7時) (レス) id: 356759ad05 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 茹でトマトさん» ひぎゃあああああ!!私は君のテンションのほうが最高だと思うぜ!!(ゴメンナサイ) 山積みになった課題を半分に消化してから更新したいと思います。この作品、ほかの作品より真面目に作りたいのでもう少し時間を取らせてください(泣) (2020年3月19日 15時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
茹でトマト(プロフ) - ひぎゃああああ面白い!!ストーリー性最高ッッ!!語彙力半端ねぇ…!!更新待ってますうひゃw (2018年7月1日 1時) (レス) id: 8ccd326c83 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - わんわんわわーんわんわんわわーん 応援コメント嬉しすぎて泣きそうてか心の中泣いてるかふぇもかちゃーん♪(調子乗りましたごめんなさい)やっと更新しました遅くなってほんと申し訳ありませんん…!駄文ですが是非読んでいただければ幸いです…!! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 霊華さん» コメントありがとうございます!そ、そそそそそんなこんなの自己満足作品にすぎませんよ…!(笑)見ていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇもか | 作者ホームページ:
作成日時:2017年11月27日 20時