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「オオッ、あれはもしやっ、スカイツリー!!?」
バァーンと立ちはだかる大きな鉄塔に向かって、田中と西谷が興味津々に叫ぶ。
いや、あれただの鉄塔だし。何ならちょっと赤いからどちらかといえば東京タワーではないか?
と突っ込もうとしていると、
「いや、あれは普通の鉄塔だね」
「ぶっひゃひゃひゃひゃひゃ!」
赤いジャージの音駒高校の坊主さんが、サラッと答えた。
いやそれよりとなりの人の髪なんだ…!?トサカ…!?笑い方どうしたんだ…!?
ツッコミどころが多すぎる…!
思わずじっと見ていると、バチッと目が合う。
あ、やべ、みすぎた。
急に絡まれたくない、絶対にうざ絡みしてくるタイプの人だろあれ。
話しかける前に逃げよう、月島くんたちの方行こ。
「ていうかオイ、なんか人足んねーし一人多くねーか」
「ああ…実はな…」
カクカクシカジカと澤村さんが説明するのが聞こえてくる。
そう、実は日向くんと影山くんはテストで赤点を取ってしまい、今絶賛補修中なのだ。
日向くんは解答欄を間違えていたらしい。なんとも典型的なミスだが、そのせいで英語が40点には遥か及ばなかった。
影山くんは38点、ギリギリアウトだったらしい。
で、多いというのはというのはきっと、いや絶対俺のことだろう。
これの前に音駒と練習試合をしていたらしい。またその時いなかったしな。
「で、あいつは2年の鈴鳴A。最近復帰したんだ」
チラ、とこっちを見て言う。
あ、知らない。知らないです目合わせたら捕まりそうだからとりあえず逃げますね。
今回の相手は音駒高校、生川高校、森然高校、そして梟谷学園。
東京にいたから名前は聞いたことがあった。
アップをしてすぐにゲームに入る。
最初は生川高校との試合。
久しぶりだ。
別に緊張はしていないけど、久しぶりだから調子が乗るかどうか心配だ。
ピピーッ!
笛の合図とともにスタートする。
「ナイスレシーブ!」
「ラストっ!」
キュキュッと靴の音が響き、相手が飛ぶ。
ああ、久しぶりだ。この感じ。
相手の動きに合わせてバッとジャンプする。
ダダンっ!!!
手に当たったボールは相手コートへと叩きつけられた。
『っしゃああああっ!!!』
ジリジリと痛む手のひらが懐かしい気がしてぐっと握る。
戻ってきた。この全力で楽しい瞬間に。
叫ぶと西谷たちがうぇーい!とハイタッチを求めてくる。
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めっちゃ途中ですみませんゲーム書くのムズっ
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ではありますが頑張ります!澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します!話とてもおもしろかったです!がんばってください!あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます!実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます! (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します!36話が消えちゃってますよ〜! (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます!できるだけ早く更新できるように頑張ります! (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなくま | 作成日時:2022年9月24日 14時