ドS超えてサイコな私。【沖田総悟】

#9 ページ10

Aside









...気まずい









なんですかこの空気！一緒に総悟と並んで歩いてるけどなんにも喋ってくれない！！









私から話しかければいいじゃん！？



でもなんか昨日のこと変に意識してて無理！







意識って違うからね！？キスのことであって総悟の事じゃない！！











ところで総悟はどこにいくつもりなんだろう








総悟side







見廻りの途中、公園に寄ると見慣れた奴が居た




よく見なくても分かる





それは紛れもなくAで







昨日のこともあって話しかけるか迷ったが、考えるよりも先に体が動いていた






こりゃ重症だな




――――――――――――――



声をかけてAを連れてきたのはいいが...






正直どこに行くとか決めてなかった






とにかくAと話したかっただけとか言えねぇし





とりあえずブラブラ歩くか



いやでもこの空気何とかしねぇと









沖田「なぁ」






俺は呼びかけて口を紡いでしまった





Aが泣きそうな面してたから







ちょ、ちょっと待て俺なんかしたか？



確かに昨日のキスは急だったかもしれねぇけど.....





それか今、俺は何かをしたか







さすがにドSの俺でも好きな女の泣く面を見てどうこうするつもりは無い





Sは打たれ弱いんで






A「...？呼んだ？」







沖田「あ、いや..その団子屋寄るか」







A「...うん」








咄嗟に団子屋と答えた。こいつは団子が一番好きだから






少しは元気になるだろうと思った







だが団子屋という単語を口にしたのに
今日のAは嬉しそうにしなかった








「はいよ、みたらし4つねぇ」







やべぇ喜んでねぇ





団子食ってんのに







一か八か聞いてみるしか...









沖田「なぁ...お前なんかあった？」

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