第２９８話 ページ2
倉持サイド
咲夜の雰囲気がおかしいと思ったら、やっぱりこうだ。
でも、それだけは。
自分がいなけりゃ良かったなんてことは、絶対言わせねぇ！
倉持「11年前！お前と初めて会ったとき、俺、思ったんだよ。お前だけは守りたい、って。あのビルの事故で記憶を失ってからも！薄らと覚えている彼女が好きだって。お前を守らなきゃって！」
何でか分かんねぇけど、涙が止まんねぇ
多分。咲夜が、どっか遠くへ行っちまいそうで、
怖いんだろな。
咲夜「！！」
倉持「お前と会って、俺もようやく大切なものに気づけたんだ！だから、そんなこと、言うな！」
咲夜「洋一先輩...」
倉持「もう、どこへも行かないでくれ！」
咲夜が死にかけた時、誘拐された時、どんだけ不安だったと思ってんだよ...！
咲夜「！！先輩...ありがとう」
そういう、咲夜の声はいつものように芯が通った力強いあの声だった。
倉持「え？」
咲夜「もう、どこへも行かない。あなたの側にいます」
倉持「ちゃんと、届いたか？俺の気持ち」
咲夜「もちろんです！」
咲夜を見ると、大好きなあの笑顔で笑ってた。
良かったぜ。ちゃんと届いて。
俺は涙を拭いて、咲夜を離した。
倉持「次んなこと言ってみろ。ただじゃおかねぇからな」
咲夜「分かってますって！」
誰だって、色んなものを背負う時がその内来るんだろな。
咲夜はそれを、1人で抱え込むつもりだったんだろうけど。
そんな事、させてたまるか。
倉持『お前らにも言っとくけど、1人で何か抱え込んで自分を苦しめるようなことしたら、ただじゃおかねぇからな！』
全「！！！」
テレパシーでアイツらにも伝えてやる。
御幸「既に色々助けてもらってんのになぁ」
春市「ずるいですよね(苦笑)」
沢村「ホントそれ！」
降谷「...でも、これが倉持先輩なりの、優しさなのかも」
東条「！！そうかもね」
金丸「つか、降谷がそんな事言うなんてな」
明世「私も少しびっくりした」
さて。全部終わったことだし。
倉持「帰ろうぜ。地球へ」
全「おう！」
俺達は塔を出ようとした。
すると...
？「待って」
聞いたことのある声がした。
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カノ(プロフ) - 完結しましたね！とても次が気になりますね！これからも頑張ってね！ (2017年8月24日 15時) (
レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 凄く続きが気になってきたよ！これからも頑張ってね♪ (2017年8月24日 10時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 続編おめでとう。これからも頑張ってね！ (2017年8月23日 19時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
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