第79話 ページ33
咲夜サイド
翌日。
俺はいつもの様にマネージャーの仕事をこなしていた。
降谷のお陰か、洋一先輩も一也兄もいつもより明るく見える。
三日月「本調子が戻ったみたいだね」
咲夜「そうだな!」
話していると、レクレシオスバンドが淡く光出した。
咲夜「これは...」
ルナ「これ、カンナの出てくる象徴よ」
咲夜「カンナが?」
ルナ「この淡い銀色の光。間違いなくカンナよ」
咲夜「てことは...」
ルナ「神衣の精霊と契約し、神衣を纏う事になるわ」
咲夜「俺が、か」
ルナ「それにしても、どうしてカンナはこんなに早く反応を示したのかしら」
咲夜「さあな。ただの好奇心とは思えねぇが」
すると
?『それは、あなたの力をちゃんと見てみたかったから』
いきなり知らない声がテレパシーで話しかけてきた。
ルナ『カンナ?!』
カンナ『久しぶりだね。ルナ』
咲夜『知ってるのか?』
カンナ『同じ月の精霊だから』
咲夜『そういうことか』
カンナ『今からあなたが神衣を纏う者として相応しいか試すけど。やる気はあるの?』
カンナは俺を挑発するように言ってきた。
そんなの、最初から決まってる!
咲夜『もちろん!』
カンナ『流石セレーネの認めた月のレクレシオス』
咲夜『セレーネを知ってるのか?』
カンナ『元々私はセレーネのパートナーだったもの』
ルナ『そうだったわね』
咲夜『で、試すって言っても、何するんだよ?』
仕事をこなしながら、話を進める。
カンナ『それは、直接会ってから話すね』
咲夜『なら、この事を明世に伝えてからだな』
カンナ『そうだね。なら、5分後に中庭に来て』
咲夜『了解!』
一旦そこで話をやめ、いつも通り休憩が入り、ドリンクとタオルを渡しに行く。
咲夜「洋一先輩!」
倉持「サンキュー!」
調子良さそうで良かった。
咲夜「あと、明世!」
明世「どうしたの?」
俺はさっきあったことを話した。
明世「分かった。気をつけてね!監督とみんなには後で話しとく」
咲夜「おう!」
俺は中庭に向かった。
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