第50話 ページ4
明世サイド
翌日、3年生が1年と2年で練習試合を行うことを提案した。
明世「また急な話だね。」
咲夜「ああ。でも、もしかしたら、この試合、3年生が今のメンバーが大会に挑んでも大丈夫かを見極めるためかもしれないな。」
明世「なるほどね。それなら、頷けるよ。」
咲夜「…一也兄、大丈夫かな?」
明世「最近、バッティングの方が絶不調だもんね。」
そう。キャプテンになった責任感からか、一也先輩がバッティングに苦しんでいる。
だけど、相談する素振りも見せなかった。
咲夜「一也兄も無茶するときは無茶するし、抱え込んじまうこともあるからな。」
明世「こういう時こそ、咲夜や洋一先輩、ゾノ先輩の出番だよね。」
咲夜「ああ!ということで、洋一先輩とゾノ先輩に話してくる!」
咲夜は駆け足で洋一先輩とゾノ先輩のところへ。
明世「そういや、練習試合の時って、スコアラーはどうするんだろ?」
2年は幸子先輩がやるとして、1年は誰がやるんだろ?
すると、
東条「明世!」
金丸「休憩の時間だぜ。」
明世「ああ、ごめん!」
沢村「どうした?考え事か?」
明世「いや、練習試合の時、1年のスコアラーは誰がやるんだろうと思ってさ。」
春市「まぁ、咲夜と三日月はスコアは書けないから、明世か吉川さんじゃない?」
降谷「…最終的には監督が決めるけどね。」
三日月「でも、やっぱり、明世じゃないかな?スコア読みやすいって、一也が言ってたし…」
明世「なら、ベンチにいなきゃだね。」
練習試合は3日後だ。
さて、咲夜の方は洋一先輩とゾノ先輩と一緒に一也先輩の話を聞けてるかな?
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