第76話 ページ30
咲夜サイド
やっぱり説教は逃れられないらしい。
まあ、仕方ないんだけどな(苦笑)
説教を受けていると
マテリア・アイリス「待って!/待て」
金丸「マテリア、アイリス!」
伊佐敷「どうしたんだ?」
マテリア「今回は、許してあげてくれないかしら?」
亮介「どういう事?」
春市「こんな無茶したのに!」
沢村「これで3回目だぜ?!」
アイリス「...お前ら、今回かけられた呪いがどんなもんか分かってねぇな」
そう言うアイリスの声はいつもよりも低かった。
全「(ビクッ)」
その声の低さに俺も少し震えた。
結城「どういう事だ?」
アイリス「死神の呪縛は解けなければその日に、例え解けたとしても後遺症で余命1週間で死んじまうような強力な呪いなんだ!お前ら、下手すれば死んでたんだぞ!」
全「!!」
アイリス「それに、この呪いは簡単に解けるもんじゃねぇ!マテリアや俺、ナディアでさえお手上げだったんだ!誰もが簡単に解けるような呪いじゃねぇ!」
東条「そ、そんな強力な呪いだったんだ」
アイリス「お前らの言いたい事も分かる!だけど、咲夜達がいなけりゃ、呪いのせいでみんなが悲しい思いしたんだよ...!」
マテリア「アイリス...」
アイリス「みんな、いなくなってたかもしれないんだよ...」
そう言うアイリスは泣いていた。
春市「それだけ強力な呪いを解いて、助けてくれたんだ」
マテリア「ええ。だから、アイリスの思いに免じて、許してあげて」
亮介「...確かに、これを聞いて説教は可笑しいね」
クリス「これを聞いて、言うとしたら」
丹波「これしかないな」
結城「咲夜、倉持、御幸。よく3人で呪いを解いてくれた」
全「助けてくれてありがとう/ございます!」
3人「!!!」
それを聞いた途端、何か熱いものが込み上げてくる。
すると、目から雫が落ちるのを感じた。
もしかして、泣いてる?
レイラン「ど、どうしたのですか?!」
御幸「あ、あれ?なんで、涙なんか」
倉持「わ、悪い!」
咲夜「ご、ごめん!」
突然のことにテンパって涙を止める術が分からなかった。
すると、予想外の事が起きた。
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