第64話 ページ18
ノーリサイド
最近、レクレシオスに部下達が苦戦しているらしい。
ノーリ「生命の女神、レイランも倒せぬとはな」
全「も、申し訳ございません!」
ノーリ「まあいい。我が直接レクレシオスを倒してやろう」
カトルセ「策でもあるのですか?」
ノーリ「呪いをかけるのだ。死に至らせる呪いをな」
ディズヌフ「流石ノーリ様!」
アハツェーン「考えることが違うな」
ノーリ「さて、ひと仕事してくる」
我は拠点からでてレクレシオス共がいるであろう青道高校に向かった。
気配を消し、レクレシオス共に近づくと技をかける
本来ならば、こんな事はする必要はないのだが。
善は急げ、だからな。
ノーリ「死神の呪縛」
この呪いは、そう簡単には解けまい。レクレシオスもレイランも、精霊共も終わりだ。
ノーリ「はははっ!これで、我が悲願は達成される!」
我はその場を後にし、拠点へと戻った。
だが、我はこの時あることを見落としていた。
それさえなければ、あやつらを倒せたのにと後悔するなど、この時は思いもしなかった。
サクヤサイド
俺は仲間を見ていた。
アウルム「ふふっ。咲夜も洋一も幸せそうだね」
パイモン「そうだね」
フレジス「明世と秀明もいつかああなるんだろな!」
アイギス「そうかもしれないな」
見ていると、とてつもない黒いものがレクレシオスたちを覆った気配がした。
サクヤ「!!」
セツナ「サクヤ、どうかしたか?」
サクヤ「何でもない。少し、な」
ワダツミ「サクヤのそれ、もしかしたら当たってるかもしれんぞ」
カリン「そうですね」
サツキ「...」
アウルム「サクヤ。大丈夫かい?」
パイモン「顔色真っ青だよ」
サクヤ「さっきから、震えが、止まんない」
セツナ「大丈夫。俺達が付いてる」
セツナが側に来てくれたお陰で、少し落ち着いた。
サクヤ「ありがとう」
フレジス「...何か、すげぇ嫌な予感がする」
アイギス「奇遇だな。俺もだ」
アウルム「多分、ここにいる全員そうだよ」
この時、ちゃんと気づいてたら、あの3人が苦しむことにはならなかったのかな。
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