【カゲプロ】どろどろはにー【逆ハー？】 (ページ7)

今日:7 hit、昨日:14 hit、合計:2,415 hit

はにー 7 + ページ7

貴「これ…可愛い」

私が手に取ったものは、猫がモチーフとなっているピアスだった

……昔はノリでピアスの穴開けて痛すぎて後悔してたけど

こんなに可愛いものつけられるなら得だな

そんなことを思いながら買おうか考える

貴「………どうしよっかな」

そう呟いたときだった

セ「なーにしてるんすか？」

貴「ひゃぁぁぁぁぁ！？」

後ろからかけられた突然の声によって奇声をあげ、持っていたピアスをもとにあった場所に戻す

セ「驚かせちゃったっすか？ごめんっす」

全く反省している気配もなく、ニヤニヤしているセト

くそ、我ながら大袈裟なリアクションだった

ひとつ「こほん」と咳払いした

貴「それで、何かあった？」

セ「あぁ、A、何かを熱心に見てたみたいだったもんっすから」

何もなかったみたいっすけどね、と呟くセト

貴「うん！何も見てないよ、そんなことより！マリーへのプレゼント、でしょ？」

そういって背中を押す

まぁ、多分ピアスはいつでも買える

だから三人のプレゼント探しをしっかりと手伝ってあげますか

それからちょっとしてセトがマリーへのプレゼントを買い終わるのを見て私はシンタローの所へと向かった

貴「シンタロー？どう？」

来たときからずっと同じところで固まっているシンタローに声をかける

シ「なにがいいのかわかんねぇ…」

とっさに目についた物を紹介してみる

貴「う、うんと……あ！この猫耳カチューシャとかは？」

そういうとシンタローはビクッと肩を弾ませた、そして……

シ「なぁ、A………。」

貴「ど、とうしたの？」

シ「これ、一回Aが着けてくれ」

震える手でカチューシャを持ち、シンタローはそう言った……

貴「って、はぁ！？嫌だよ！？」

断固反対！と、腕でばつ印をつくる

シ「頼む……！一生のお願いだ！」

貴「やだ！」

するとシンタローは、土下座をした

とても、勢いよく

シ「頼む……！」

やばい、まわりのひとが皆こっちを見ている

そりゃそうだ、こんなおかしいやついたら、目立つ

どうしよう……

貴「…わかったよ！一回だけ！」

そういうとシンタローは、がばっと顔をあげ目を輝かせた

渋々シンタローからカチューシャを受け取り頭につけた

貴「はい！いいでしょ！？」

シ「ニャンって！それで、ご主人様って言って下さい！」

貴「やだよ！？」