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#021 ページ22

【Aside】



「A完全ふっかーつ!!!」



「うるせーぞ、Aー!!!」



ちょっと無茶をしたせいもあり予定よりも長引いてしまったリハビリだったが、今日から通常メニューに復活する。



「あーあ、うるさいのが戻ってきちゃったよ」



「それはどういう意味かな亮介くん♪」



「ヒャハッ、亮さん、A先輩はほっといて早く守備練いきましょーよ」



「そうだね」



「え、ちょっと待って!亮介は私の相方だから!!いつの間にそんな仲になったの!!」



ガシッと亮介の腕に自分の腕を絡めて阻止する。



「なーに言ってんすか、A先輩が言ったんでしょ。



先輩がいない間、"亮さんとコンビネーションを磨くチャンス"だって!


お言葉に甘えて毎日みっちり練習付き合ってもらってんすよ」





「確かに言ったけど……!!亮介ぇ……」





「俺的にはどっちでもいいけど。」




「そんなぁ……私と亮介の鉄壁二遊間が……!!



くっすん……一緒にショートと亮介をあの元ヤン小僧から取り返そうよ」



助けを求めて亮介のほうを見ればどっちでもいいと一刀両断されてしまい、今度は同じ学年、同じショートのくっすんこと楠木文哉に話を振ると「俺バッティング行くから、ゴメン!」と味方にはなってくれなかった。



「つーか誰が元ヤンっすか!」



お尻に衝撃が走ると、倉持にタイキックをされたのだと理解する。


「あだっ!!!ちょ、私先輩……。女の子だし…。


って、元ヤンじゃないの?みゆきんぐが言ってたけど」




「さーて、ノリ、ブルペン行くか」




「「おいこら逃げるな!」」



「はっはっは、仲良いっすね〜」



「倉持、早くしないと置いてくよ」



「あ、亮さん待ってください」



「いやだから抜け駆けはダメだって!!私も行く!!」














「ったく……相変わらず騒がしいヤツだな」



「ああ、でも怪我が治って良かったな。


お前も心配していただろう、純」




「………哲、俺ウエイト行ってくるわ」




こうしていつもの日常が戻ってきた。

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作者名:げび | 作成日時:2016年6月6日 11時

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