５７話 総大将は… ページ9
「それは断じて違う。
私にはデレなんてない！
……まあ、これから
よろしくお願いしますね、シャマル先生」
「(先生呼びとか、なんか役得…)
オレに会いたくなったらいつでもおいで♪
Aちゃんにならベッドを
オレの添い寝付きで貸してや…」
「不要だ」((キッパリ
うん。
そこはちゃんと断っておこう。
＊ ＊ ＊
そして──…
その後、体育祭について
チームごとに分かれて
ミーティングがおこなわれた。
兄さんの司会進行なんてハラハラするなぁ…
って思ったんだけど、
その予感は見事に的中した。
自分勝手な理由で総大将おりるって言うし、
挙句の果てに沢田に無理やり押し付けたし…。
ああ…おばさん(了平母)……！
あなたの教育がなってないから、
兄さんはこんなカンジに
成長しちゃったんですよ？
こんな性格じゃ将来
就職とかに困りますよー…
あっ、マフィアになればいいのか！
もう内定はもらったようなものだしね。
「兄さん…もし沢田が断ったらどーする気？」
「それはもちろん、性別など関係なく
オレがオレよりも強いと認めた
お前に任せるぞ、A！！」
「やっぱり…」
そんなの嫌だーーーっ！！
男子に混じって何かするってのも嫌だけど
それ以上に、そんな状況でも
勝っちゃいそうな自分が嫌なんだー！
なんとしてでも
沢田に総大将になってもらわねば…！
＊ ＊ ＊
体育祭が近いということもあって、
午前だけであった授業が終わって帰宅すると
兄さんの家の前に沢田がいた。
やっぱり断りにきたのか…。
うん……押し付けたら悪いか…。
「沢田君ごめんね。
兄さんのワガママで総大将にしちゃって…。
メーワクなら断っていいんだよ」
「え」
……本当は是非ともやってほしいが…。
「私が兄さんに言っとくから」
総大将めんどくさいなぁ……
沢田 (！そんな顔しないでよAちゃん)
「いいや…別にメーワクじゃ…(あ…あれ？)」
「ほっ本当？よかったーっ」
私が総大将にならずに済んで。
沢田はやるときはやる男だって信じてたよ！
「楽しみだよね体育祭！応援するからね！」
気合出してもらうために
沢田のハチマキに名前を刺繍でもしよっかな？
「う…うん。(オレ何しに来たんだーっ)」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
