８７話 ディーノさんの体質は… ページ46
そこへディーノさんが
交渉を持ちかけた。
マフィアのボスらしくて、なんかカッコいい。
でも、こんなヤツらなんか潰した方が
絶対に並盛のためなんだけどなぁ……
それなのに──…
組長たちはディーノさんをバカにしたあげく…
「金はいただく。
そしててめーらは帰さねぇ！」
下品にヒャハハハハと笑っている。
……なんか、腹立つなー…。
すると──……
「交渉決裂か。
じゃあ力ずくで帰るしかねーよな」
そういうと、ディーノさんが
スタイリッシュにムチを構えた。
おっ！あの跳ね馬の
華麗な妙技が見られるんだな。
「いくぜっ」
ビュン──…
そして、
彼はそのムチをヤクザどもに繰り出し──…
「うがっ！！」
獄寺に当たり──…
「わ！！」
山本にも当たり──…
「おっと…」
私は一歩後ろに下がってよけたけど──……
「だっ！！」
────最後にはディーノさん本人に当たった。
え…？
どーゆーこと？
「何すんだテメー！！！」
「いってーっ！！！」
「自分にも当たったー！！！」
３人して顔を押さえてしゃがみ込んで
私と沢田は目をパチクリとさせて、
ただ唖然としていた。
「なぁ……沢田。
もしかしてディーノさんって……」
「ぶ…部下の前じゃないと運動音痴なんだ…っ」
それって、ボスとしては問題ないけど…
マフィアとして……いや、
人としてどーなんだ…(゜□゜;)
「ヒャハハハハ、何だ今のは！！」
「アホだ！自爆しやがった！！」
ディーノさん…ごめんなさい。
今だけはヤクザたちに同感するよ…。
「こいつらみんな口をきけなくしてやれ！！！」
一斉に武器とかを持って
ヤクザが私たちに襲いかかってきた。
「なっ…ちょ！！えっウソ！！
お助け〜〜〜っ！！！」
……とか言ってた沢田だが、
今回も死ぬ気弾によって覚醒して
どんどんと敵を倒していく。
ボスばかりにやらせておけないから
私も片っ端からその数を減らしていった。
やがて、獄寺と山本、そして
部下が駆けつけて
急に強くなったディーノも加わって
桃巨会は壊滅したのであった♪
＊ ＊ ＊
「今日は初めてみんなと
一緒に戦えて楽しかったな」
「ああ…これこそマフィアの戦いだ！」
「また、こーゆーケンカもやろうなー」
帰り道で私と獄寺と山本は笑い合った。
沢田 (みんなして感覚が違いすぎるΣ(=□=;))
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
