７５話 第３日曜日は… ページ34
「ふっふふ〜ん♪」
鼻歌を歌いながら、
ガラスケースの向こうにあるケーキたちを
愛おしそうに見つめる。
今日の私は、ものすごく機嫌がいい。
それは何故かというと
今日が待ちに待った第３日曜日だから！
この日は甘味に目がない自分へのご褒美として
ケーキを好きなだけ
食べていいと決めているんだ。
「まいど、ありがとーございましたー」
ケーキの会計を済ませて店を出ようとして
私は目の前の光景に驚いた。
「あ、沢田君？」
なんと、沢田が
女の子連れでこの店に来ていた。
「や…あの、Aちゃんっ」
彼の陰に隠れてどんな子なのか見えないが
意外と沢田もスミにおけないな！
とりあえず、大食い女と思われたくないので
私は彼にケーキを３つも買ったワケを話した。
すると──…
「ハルと同じですー！」
沢田の彼女(？)の子が嬉しそうに叫んだ。
あれ…？
この子ってこの前
商店街で会った元気のいい子だ…。
世間(並盛)って意外と狭いものだな…。
「ハルも第３日曜は“ハル感謝デー”と言って
自分へのご褒美に
ケーキいっぱい買うんです！」
「わーっ！一緒だね！」
なんと…！私と同じくらい
ケーキを愛してる人がいたなんて…。
「ハルの場合、ここのお店の
ミルフィーユは外せません」
「私もー！それとシュークリーム！」
スゴイ…このハルちゃんって子……
「ここのカスタードは
バニラビーンズ入りですもんね！」
「そーそーっ！あと、フロマージュタルトと
ベイクドチーズケーキも美味しいよね！」
めちゃくちゃ気が合うーーー！！
沢田 (ガーン…Σ(=□=;)
オレ忘れられてるー！！)
「立ち話もなんだから
うちに来てゆっくり話せ」
「リボーン！！」
沢田が声を張り上げた先には、
今日は千利休の可愛いコスプレをした
リボーン君がいた。
そして──…
彼の言葉に甘えて、
私たちは沢田の家にお邪魔することとなった。
その間にもハルちゃんとたくさん
ケーキについて語ったけど、本当に気が合う！
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
