６８話 私の正体は… ページ27
「ははっ♪
チビのしたことなんだから
あんまり叱ってやんなって！」
山本…これ、実弾なんですが…？
急所に当たったら死ぬぞ、確実に！
「はあ〜……それで、試験って何をするの？」
もう、時間の無駄だから
天然の彼にツッコむのはやめておこう…。
「(山本にツッコむの諦めた！？Σ(=□=;))
うん…実はオレらも
何も知らされないで連れてこられたんだ」
「そっスね…。リボーンさん
一体どんな試験をお考えで？」
獄寺がリボーン君に尋ねると、
彼は山本の肩に飛び乗って答えた。
さすが、一流のヒットマンなだけあって
彼は人に見下ろされるのは
あまり好きじゃないようだ。
「さっきの不意打ちで基礎体力や
反射神経、動体視力は把握した。
マフィアとして申し分のない成績だな」
「じゃあ合格？」
だったら楽でいいんだけどなー…。
「いや…それじゃあオレがつまんねーだろ？」
ああ〜…なるほど！
私の試験は
リボーン君の気まぐれだったのか〜
それに、簡単に合格されるより
私が罰ゲームになった方が面白いもんねー！
………って、納得できるかぁあああっ！！！
「そんなに私の顔が見たいのか？」
いちおうミステリアスな並盛の秩序
っていうのが闇姫なんだけどな…。
「まーな。信用はしているが
お前は謎が多いから仲間になるなら
ある程度のことは知っておきてーな」
リボーン君の言っていることは正しい…。
でもまだ私(闇姫)と沢田たちには
正体を明かしても受け止めてくれるような
信頼関係が築けたのだろうか…？
「オレも…闇姫の顔を見てみたいな…。
(きっとAちゃんみたいに
綺麗なんだろうな…)」
沢田…。
「オレも正直気になる…」
獄寺も…。
「見してくんねーか？
オレたちはお前のことを知りてーのな」
山本…！
そりゃあ
秘密をされてたら不安になるのも分かる。
でも──……今はまだ知られたくない…。
「ふふ…秘密が多いのも女のたしなみだぞ？」
私は人差し指を自分の唇にあてて
首をかしげながらウインクした。
………うん。
我ながら、苦しいごまかしだ…。
(((なんだ…この小悪魔みたいな微笑っ！！)))
「でも……答えられる質問になら
いくらでも答える。
それで少しは秘密も解けるでしょ？」
これが、臆病者の今の私にできる
ギリギリの条件……。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
