作者の遊び シンデレラ６ ページ24
「皆さんも大変ですね…
だから私みたいに
結婚願望のない人とは
気が合うのかな？」
「たしかに大変な日々です…。
ですが、Aさんとでしたら
いいかな、と思いますよ」
「何がですか？」
ランボの言っている意味が分からず
Aはぽけーっとしています。
「いや！兄貴よりオレと結婚しないか？」
「へっ！？」
武の言葉でようやく
その意味が分かったAは
熟れたリンゴのように赤くなりました。
「ふざけんなよ！と、とりあえずオレと
ダンスでもしねーかっ！？」
「や…あ、あの…っ」
「兄さんたちズルいよ！！オレが最初に
Aちゃんと仲良くなったのに！」
「綱吉くんまで…っ！」
なんともいえない修羅場が始まった
そのとき──…
「ねえ…何、僕の所有物と群れてるの？」
Aが何度も聞いたことのある声が
会場の扉から聞こえました。
これは、機嫌が悪い時の──…
「きょ…恭弥っ！！？」
そう…声の主は
つい数時間前に草原で別れた恭弥でした。
彼はバンッと扉を蹴破って会場に入ると
不機嫌そうにAの元へやってきました。
「な、ななななななんで！！！？」
「君…闇姫でしょ？
強い男が好きとか言っといて
なんで僕以外と群れてるの？」
Aの手首をつかんで恭弥は言いました。
「な、なんで私が闇姫と？しかも、その恰好…」
恭弥は黒が基調のタキシードとマントを着て
頭には４人と同じ装飾の冠が乗ってます。
「周りに何人いようと
僕が君を見間違えるわけないでしょ。
あと、僕がこの国の第二王子だけど
…文句ある？」
「きょ…恭弥が王子様…？」
「お前らって顔見知りだったんだなー」
唖然とするAをおいて
武が恭弥に向かって話しかけました。
「そうだよ。Aは僕の所有物だから
君らは気安く触らないでくれる？
というか、死んでくれると助かるんだけど」
「誰が所有物だ…っ誰がいつそんなこと…」
「僕が今決めた」
Aの抗議に有無を言わせない恭弥の
俺様もとい、僕様な態度についに
彼女はツッコむ気力を失いました。
頭が今の展開にオーバーヒート寸前です。
「いや、でも…Aちゃんは
タイプとして強い人が好きなだけでしょ？
なら…兄さんのモノってわけじゃ…」
そこへ綱吉が弱々しくも、異論を唱えます。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
