作者の遊び シンデレラ５ ページ23
「じゃあ、よければ私と
ケーキを食べ歩きません？
綱吉様は綱吉様で
このパーティーを楽しみましょう！」
「お、オレなんかと居ていいの！？
兄さんたちの方がいいんじゃ…」
「私はもともと結婚に興味ないですから！
ただ自分なりに楽しみに来たので
どうせお互い一人なら一緒に楽しみません？」
「うん…っありがとう、Aちゃんっ！」
そうして２人は
あっという間に仲良くなりました。
Aはただ単に楽しみましたが、
綱吉はこのとき初めて
“恋”というものを知ったのです。
そして、しばらくして──…
「よーっツナ！楽しそうにしてるのなー」
そこへ一通り女たちの対応を終えて
他の王子たちもやってきました。
「兄さんたち…。うん！Aちゃんの
おかげで今日はすっごく楽しい！」
「お前は…？」
隼人がAを軽くにらみました。
周りに冷たく当たってしまうのが
人一倍警戒心の強い彼のクセなのです。
「はじめまして、綱吉くんのお兄様方。
私はAといいます」
ちなみに“綱吉くん”とは
綱吉がそう呼んでほしいと言ったのです。
(((キュン…ッ！)))
Aが丁寧にお辞儀すると
王子たちはみな顔を真っ赤にしました。
たとえ一国の王子であろうとも
Aのように美しく
それでいて飾り気のない
心の清らかな乙女は見たことがないのです。
「よろしくな！俺は武ってんだ。
オレも様付けとかしないでくれ」
武はAの頭を撫でます。
「ランボです…っ
オレも気楽に呼んでください、Aさん」
ランボはそっと手を握ります。
「隼人だ…好きに呼べばいい」
隼人はAのことを気づかって
タバコの火を消します。
「え、あ…分かりましたっ！
武くん！ランボくん！隼人くん！」
その一連の流れにAは
彼らに親しみやすさを感じました。
「「「ああ／はいっ／おう…」」」
ツナ (なんか一気に
ライバル増えたーー！！？Σ(=□=;))
それから５人で楽しげに会話しました。
話しによると、みんな歳も近いことだし
全員さっさと結婚しなさい…と、
国王から言われているそうです。
しかし──…
みんなは王子という立場もあって
欲に目のくらんだ女性ばかりを
見てきて全然乗り気ではないのです。
名も知らぬ第二王子にいたっては、
根っからの人嫌いの上、気難しい気質で
こういったパーティーにすら出たがりません。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
