６４話 事の発端は… ページ16
ツナside
「ははっ！
チビたちにだまされるかよ、ふつう」
「そんなこと言ったって…」
山本は笑って言うけど、オレはまだ泣いていた。
「そ〜か、タケシのマムダチか〜〜
だったらさっきの分は
おっちゃんがおごってやるよ」
「本当ですか！？」
ウソっ！！！
トロやウニとかもあったのに、いいの！？
「よかったね、沢田君！
(リボーン君……相変わらず
沢田を窮地に追い込むのが好きだな…)」
「うん…っありがとうございます！」
山本のお父さんって、めちゃくちゃ良い人だ！
「ただしだ。
………あの分は払ってくれよ(゜□゜;)ｻｰ…」
「んなﾞーーー！！！」
青ざめたおじさんが指さす方を見ると、
カウンターでリボーンたちが
寿司ネタを食い漁ってた。
そして──…
「ごち」
―――ダッ！
また当たり前のように逃げ出したΣ(=□=;)
ちょっと待てやゴラぁああああっっっ！！！
そのときにランボが転んで、
「が・ま・ん・・・っ」
「ガマンじゃねーよ！！
お前自分のぐらい払ってけ！！お金出せよ！」
するとランボは、
ガサゴソとポケットをあさりだした。
「ん」
コイツがオレに差し出したものは、
「石ーーー！！！？」
ランボがお金を持ってないとは思ったけど
なんで石なんだよ！？
「まあ…沢田君。
ランボ君はまだ子供なんだから
あまり責めないであげて。ね？おねがい」
Aちゃんが上目遣いで“おねがい”とか
もう核弾頭並みの殺人兵器でしょ！？
ときめきのあまり、心臓が張り裂ける…っ！
「う…っ！で、でも…」
「私が払うから！」
「気持ちは嬉しいんだけどなぁ
Aちゃんよぉ…こりゃあ７万にはなるぞ」
「なっ７万！！！」
おじさんの言葉にオレは驚愕する。
「じゃあ、はい(たまたま銀行寄りたてだし)」
「なんでそんな大金、持ち歩いてんのー！？
い、いや…Aちゃんに
出してもらうワケにはいかないよっ！！」
涼しい顔で
財布に手を伸ばす彼女を必死で止める。
よりによって、Aちゃんに
迷惑をかけるなんて絶対にイヤだ！
「でも……(過保護な親からの仕送りが
余りすぎて貯金してばかりだから
使い道もないから気にしなくていいのに…)」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
自分にお金を使うのは抵抗あるけど、
大事な人には財布のひもがゆるむ……
そんなヒロイン様が素敵なのです！
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
