６１話 体育祭の結果は… ページ13
《Ａチーム
奇跡的な大逆転ーーっ！！
如月会長が華麗にキメましたーー！！！》
「な…！Ａチームが……」
ウソ…っAちゃんスゴすぎ！
周りはみんな３年生の男子なのに…。
もしかして
Aちゃんってほんとはケンカとかも……
「みんな、応援ありがとう。
(ちゃんとみんなの声…聞こえてたよ)」
「Aちゃんっ！？」
気付いたら
息切れ一つしていない彼女が目の前にいた。
瞬間移動っ！！？
「よくやったぞ、A！
あとは棒倒しの大将の沢田に任せておけ！」
「え…」
お兄さんの何気ない一言にオレは固まった。
「うん！あとはよろしくね沢田君」
Aちゃんがこんなに笑顔で……
「が、頑張るよ…」
オレのバカーッ！！！
できもしない約束なんかしない方がいいのに…！
だが──…
オレに降りかかる不幸は
さらにヒートアップして──…
お兄さんと獄寺君がＣ組の総大将の
高田先輩を戦闘不能にさせちゃったし、
リボーンの策略によって
Ｂ組の総大将の押切先輩もやられた。
し・か・も・・・
なんで全部オレのせいみたくなってんの〜！！？
真実を知らない他のチームの人が
オレを激しく罵倒してくるしっ！
《みなさん静かにしてください。
棒倒しの問題について
お昼休みをはさんで審議します。
各チームの３年生代表は
本部まで来てください》
そのアナウンスは
いつの間にか本部の仕事に戻ってた
Aちゃんの透き通った声だった。
乱闘が起きそうな雰囲気を鎮めるなんて
さすが…支持率99.6％のアイドル生徒会長様！
(残り0.4％は照れ隠しらしい)
なのに、オレは彼女の期待に応えられず
棒倒しの結果は
Ａチームの敗北だけならまだしも
“ドキッ♪死者が出そうな大乱闘”という
おまけつきだった…。
「果てろーっ！！」
「極限フラッシュ！！」
ドカーーーンッ！
バシィ！
バキッ！！
ガシャーンッ！
獄寺君のダイナマイトや
お兄さんのボクシングの技が活きて
２人は棒倒しのとき以上に生き生きとしていた。
そこで驚いたのが、Aちゃんが
救護係の用意を徹底してたこと。
そのおかげで大ケガする人も
(ギリギリ)いなかった。
Aちゃんは天才的っていうか…
いろんなことに関して
普通の人にないスゴさがあるんだよなぁ…。
オレはさっき、そんな彼女が
“誰か”と重なって見えたんだけど
いったい誰に…？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキー守護者
雲雀恭弥「群れたら咬み殺すよ…（その草食動物たちを）」
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チロルチョコ(｀･ω･´)(プロフ) - おもしろいです！！ラッキー守護者が六道骸だったので、うれしいです♪更新頑張ってください！ (2014年8月4日 13時) (
レス) id: c20b7c1abb (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 里桜さん» ありがとうございます！気に入っていただけて何よりです(^-^)/ (2013年5月26日 10時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2013年1月8日 1時
