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場所に指定されたのは、学校の図書館の一室。
お兄ちゃんが終わったら迎えに来るんだって。
お友達なのは本当みたい、おまけに、結構仲良しの部類に入るんだと思う。
「昨日からここね、去年おととしでちょっとやってんだけど、基礎覚えてる？」
『なんとなく...』
テストの前は、記憶力がいいからすぐ覚えられるんだけど、
終わるとだめ、しばらくすると抜けてっちゃうの。
「一問だけ一緒に解くか、」
『お願いします』
先生が説明しながらすらすらと説いていく。
何となく、思い出してきたかも。
「じゃあここからは自分で。全部解けたら声かけて、わかんなかったら聞いて」
『はい』
先生のと、自分の記憶を手繰り寄せて、
時々行き詰って、うーん、って言って、
すぐ閃いて取り掛かる。
そんなのを繰り返して、
『終わりました』
「見して」
答え合わせの時間って、すごくドキドキするの。
先生が、ノートにペンを滑らせていくのを見ていたら、
先生が、眼鏡をかけていたことに初めて気が付いた。
『眼鏡...』
「あぁ...変？」
『ううん、でもちょっと邪魔そう(笑)』
ん？て首を傾げた先生の、
邪魔そうなつるに触れた、
「何してんの？」
不意に、聞こえた声に
はじけた様に立ち上がって、飛びつく、
『お兄ちゃん！』
「う、」
『ふふ、』
ぎゅう、って抱き着いたら、
当たり前にぎゅう、って抱きしめてくれる。
「うげぇ、何松潤のその顔、キッモ」
「あぁ？( ﾟДﾟ)」
ほら、やっぱりだいぶ仲良しの部類(笑)
「A、補習終わった？」
『今、答え合わせしてるの』
「そっか、」
ふわ、って頭を撫でながら私に微笑んで、
「で？」
先生にどうだったか聞いてる。
「全問正解だよ」
『やった、』
「よかったな」
また、頭を撫でられて、
うふふ、って笑ったら、先生が長い溜息を吐いた。
「何お前、学校とキャラ違くね？」
「そ？」
『しっかりしなきゃだもん』
たしかに、よく二重人格って言われる。
杏菜にもビックリされた。
「帰るわ、翔くん」
『先生、ありがとうございました。さようなら、』
「はいよ」
お兄ちゃんにつられて、にっこり笑うと、
先生がお化けを見たような目でこっちを見てた。
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あきんこ(プロフ) - ゆかりさん» 先生照れちゃいますよ(笑)いつも見ていただいて嬉しい限りです。 (2018年9月12日 17時) (
レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 櫻井先生大好きです (2018年9月12日 10時) (レス) id: 8447f08366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年9月5日 19時
