それは昔のお話。 ページ37
一人の正直者が生み出した、物語。
純粋な愛情が、憎悪によって食い殺される物語。
昔話ほど怖いものはない。
人間の感情ほど恐ろしいものはない。
【ここのつ】の真実。
その真実を「知る」という事は、
ソレ即ち
「関わらなければいけない」
という事。
気が進まないが、
出来る限りのサポートをしなければ、
と思ってしまう。
ああ、本当。
面倒な状況に陥ってしまった。
：
：
窓の縁。
一人で月見酒をする彼に話しかけた。
「弐猫さん。こんばんわ」
控「こんばんわ。隠密くんとこの...」
「ええ、片吟です」
夜分遅い頃。
不眠体質の弐猫を訪ねるのは、とても簡単だった。
控「で、何の用？」
営業に近い笑顔。
貼り付けたようなその薄い笑み。
月明かりが彼を照らし、
猫のような目が不気味に輝く。
とても綺麗で、怖いと思うこの空間。
それは、
月明かりのせいなのかは分からない。
でも、月をバックにこちらを向く彼は
＿＿＿＿怖い。
「【ここのつ】の宝。その真相について」
弐猫「！！」
あからさまに動揺した。
＿＿＿気がした。
「まぁ、
邪魔する気は更々無いですけどね」
本音を吐けば、
相手が少しは緊張を解きかけたのが分かる。
弐猫「それは、どちらの？」
「どちらも。弐猫さんにしか出来ないから」
この選択は。
付け足した言葉に彼は息を呑んだ。
そして、鋭い眼差しが刺さった。
「一人の月見酒、寂しいでしょう？」
話ましょうよ。
そう言わんばかりに酒を頂戴する。
まぁ、飲めないんだけど。
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秋花火(プロフ) - 猫色さん» 本当、ありがとうございます! (2015年7月27日 11時) (
レス) id: e1a164f8fe (このIDを非表示/違反報告)
猫色(プロフ) - 秋花火さん» はい、お久しぶりです。更新楽しみにしてますねw（大丈夫ですよｗ） (2015年7月27日 10時) (レス) id: b93e6f2a3d (このIDを非表示/違反報告)
秋花火(プロフ) - 猫色さん» お久しぶりです!待っていてくださり、ありがとうございます!!これからも(自分なりに)頑張らせていただきます(返事が遅くなり、申し訳ありません!) (2015年7月27日 8時) (レス) id: e1a164f8fe (このIDを非表示/違反報告)
猫色(プロフ) - 待ってましたー＾＾これからも頑張ってください。（※リフレです、名前変えました） (2015年7月24日 20時) (レス) id: b93e6f2a3d (このIDを非表示/違反報告)
秋花火(プロフ) - アサヒなさん» 感想、ありがとうございます!悶えていたために、返信が遅れ、申し訳ないです(( 応援に応えられるよう、頑張ります!ありがとうございました。 (2015年2月11日 12時) (レス) id: e1a164f8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋花火 | 作成日時：2014年5月10日 15時
