distance 8 ページ10
音先に学校行くね。
翌日の朝、音からのメールに既読をつけた。
昨日のこと、何か引きずってるのかな・・・・？
ちょっと、心配。
・・・僕も、なるべく早く出よう。
空を見ると、分厚い雲が広がり
パラパラと冷たい雫が降ってきた。
(わ、時間やばいかもっ！！)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
学校。
教室に入ると、音が席でスマホと睨めっこしてた。
薫「ねぇ、音。」
「なに？」
画面から顔を上げて、僕の顔を見た。
薫「昨日のさ、美風さん？ってさ、音とどういう関係！？」
「いきなり何よ。別に、どんな関係でもないけど。」
『どんな関係でもない』なんて、
どう考えてもそんなわけないじゃん！
・・・まぁでも、ここは一つ大人になって。
薫「そーなんだ！よかった〜、てっきり、『音の彼氏』とかそういうことかと・・・」
「・・・アンタさ、昨日の私たちのやりとり見て、よく恋人同士とか思えたよね。」
薫「えっ？あぁ・・・あはは(苦笑)」
きっと今、ボクはもの凄い作り笑顔なんだろうなー・・・。
モブ１「如月さん、彼氏いるの！？」
「へ！？ち、違u・・・・」
モブ２「どんな人ー？」
モブ３「この学校？それとも別の学校？」
あれ、なんか、大変なことになっちゃった・・・？
困っている音を助けねば！！
「いや、だからっ・・・！」
薫「音、彼氏とかいないよ〜！」
「薫・・・」
モブ１「え〜、そうなの〜？」
モブ２「なぁんだ〜・・・」
モブ３「ごめんね、騒いじゃって・・・」
「あ、いや！大丈夫だよ！」
僕、いい仕事した！！
モブ４(男)「じゃあ、如月さんは・・・」
モブ５(男)「現在フリー！！」
薫(聞こえてるぞ、男どもめ・・・・！！)
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咲姫(プロフ) - 黒猫かたつむりさん» コメントありがとうございます！お待たせしました・・・m(__)m (2018年8月3日 11時) (
レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
黒猫かたつむり(プロフ) - 待ちに待った薫くんエンド！ありがとうございます！！こちらの方の更新も頑張ってください！楽しみにしています！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 1f108ce0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲姫 | 作成日時：2018年8月2日 21時
