distance 4 ページ6
一人きりの帰り道なんて、初めてだった。
いつも隣に音がいて、くだらない話を長々とする。
それが今日は無いんだ。
薫「・・・・あれ、いつの間にこんなとこまで・・・」
気が付いたら、翔ちゃんのいる寮の近くまで来ていた。
薫「翔ちゃんも会いたかっただろうな・・・」
ふと、後ろから聞き覚えのある声がした。
翔「お〜い!薫〜!」
薫「翔ちゃん!?」
翔「おう!それにしても珍しいな、薫がこの辺にいるの。」
翔ちゃんには、会いにくることを言っていなかった。
薫「実はね、久しぶりに翔ちゃんに会いに来たんだ!」
翔「そうだったのか!ありがとな〜!(ニカッ)」
翔「・・・・そういえば、音は?」
薫「あぁ・・・なんかね、今日用事があるんだって」
翔「そっか・・・・・音にも会いたかったなぁ〜!!」
薫「音もそう言ってたよ」
翔「ほ、ほんとかっ!!?」
翔ちゃん・・・・
顔、赤いよ?
遠くから、勢いのよい自転車の走る音がする。
しかも、どんどん近づいてきて・・・・・
「薫〜!!!!」
薫「音!?」
音だった。
薫「音、用事は?」
「終わったから、もう大丈夫!」
翔「音!!お前も来てくれたんだな〜(わしゃわしゃ)」
翔ちゃんが音の頭をなでる。
「うわぁ!!やめてよ〜っ!!」
口角上がってますよ、音さん。
翔「お前、小さいな!!かわいいヤツめ!!」
翔ちゃんも楽しそう・・・・。
って僕、何見せられてんの!?
「あ、薫。博士に『薫が会いたがってる』って言うの忘れた」
薫「えぇ〜・・・・・」
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咲姫(プロフ) - 黒猫かたつむりさん» コメントありがとうございます!お待たせしました・・・m(__)m (2018年8月3日 11時) (レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
黒猫かたつむり(プロフ) - 待ちに待った薫くんエンド!ありがとうございます!!こちらの方の更新も頑張ってください!楽しみにしています! (2018年8月3日 0時) (レス) id: 1f108ce0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲姫 | 作成日時:2018年8月2日 21時