distance 20 ページ22
薫「音が好きだよ。」
時が止まったようだった。
目の前にいる音は、驚きからか
戸惑いの表情を浮かべて、止まっていた。
「か、おる・・・・それ、本気・・・・・？」
薫「僕が音に嘘ついたことある？」
「っ！！」
その瞬間、音が思いっきり飛びついてきた。
薫「ぉわっ！！・・・・・・音？」
「・・・・馬鹿じゃないの。」
薫「えっっ！？」
「・・・・こんな私のこと、そんな風に想うとか、馬鹿だね、薫。」
薫「音、もしかして・・・・」
「・・・めちゃめちゃ嬉しい。薫。」
薫「っ・・・！！」
耳元で告げられた『嬉しい』という言葉。
こんなに響きのいいものだったっけ？
音の口から、そんな言葉が零れるなんて。
薫「・・・音。」
「ん？」
薫「好きだよ。大好き。ずっと前から。」
「ちょっと、急になに、恥ずかしい・・・・・」
薫「音は？」
「・・・・・わかってるくせに。」
薫「僕、凄く勇気出したのに。」
「意地悪。狡い。」
薫「何とでもいえばいいよ。」
「・・・・好き。」
薫「・・・・・うん、知ってる！！」
彼女との距離は、まだ
近づいたばっかり。
〜end〜
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咲姫(プロフ) - 黒猫かたつむりさん» コメントありがとうございます！お待たせしました・・・m(__)m (2018年8月3日 11時) (
レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
黒猫かたつむり(プロフ) - 待ちに待った薫くんエンド！ありがとうございます！！こちらの方の更新も頑張ってください！楽しみにしています！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 1f108ce0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲姫 | 作成日時：2018年8月2日 21時
