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ラボの重たいドアを開ける。
「あ・・・」
藍「あ・・・」
目があった。
藍「・・・本当に来た。」
「何驚いてるのよ。」
藍「いや、べつに・・・・・。」
藍の言葉がどこかたどたどしい。
やっぱりまだ調子がよくないのかな・・・・・?
藍「・・・・ねぇ。」
「えっ?」
急に話しかけてきたから、少し変な声を出してしまった。
いつもの藍なら「何変な声出して。」とか冷たく言いそうなのに、
やっぱり何の反応もない。
ただ下を見ている。
藍「音は、来るの・・・?」
「何処へ?」
藍「その・・・今度のライブ・・・」
「行くつもりだけど。・・・どうしてそのこと?」
藍「いや、少し気になって・・・・」
なんだか、歯切れが悪い。
藍「あのさ・・・・」
「なに?」
藍「・・・ボク、博士と話をしたんだ。」
「うん。」
藍「それで・・・。とくに異常はなかったんだけど、ココ・・・・」
そう言って藍は、自分の胸のあたりに手をおいた。
藍「痛むんだ。今まで、こんなの感じたこと無い・・・・。」
「それ、やっぱりどこか悪いんじゃn・・・」
藍「博士が!!・・・教えてくれた、この痛みがなんなのか。」
「博士が・・・?」
藍「・・・・聞いてくれる?ボクは、きっと・・・・」
藍「きっと、恋をしている。」
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黒猫かたつむり(プロフ) - 完結おめでとうございます!薫オチ楽しみにしているので、頑張ってください! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 1f108ce0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲姫 | 作成日時:2018年4月11日 20時