【うたプリ】藍と愛音は違うんです。ｓｅｃｏｎｄ (ページ26)

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藍のソロコーナーになって、

　

　

　

ＭＣが始まった。
　

　

　

　

藍「・・・今日は、どうしても皆に聞いてほしい曲があります！」

　

モブ１「えぇ～！！なに～！？」

モブ２「はやく歌ってぇ～！！！」

　

　

　

　

　

　

藍のファンの人たちの歓声が、すごい・・・

　

　
　

　

　

　

　

　

　

藍「・・・ありがとう。聞いてほしい曲は、今回のライブの為に作った新曲です！」

モブ１「新曲っ！？」

モブ２「やったーー！！！」

　

　

　

　

　

薫「美風さん、新曲なんて用意してたんだ！」

「それで、あんなことになってたのかな・・・？(苦笑)」

　
　

　

　

　

　

　
　

藍「・・・この間、ボクが体調を崩してしまって、皆に心配かけたと思う・・・。そんなとき、支えてくれた人、皆の温かさが嬉しかったです！そんな皆に向けて・・・この歌を贈りたい。」

　

　

　

　

　

　
『支えてくれた人』

　

　

　

　

　
その言葉の響きが、私の胸を打つ。
　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

少し、遠くに感じるように流れ始めるメロディー。
　

　

　

　
　

藍の高く、澄んだ歌声。

　
　

　

　

　

　

　

　

　

ラブソング、バラード。

　

　

　

　

　

　

周りには、泣き出すファンの姿まで。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

あぁ、藍は本当に支えられてるんだな。

　
　

って、そう思った。
　
　

　

　

　

　

　

私じゃなくて、ファンの人に。

　

　

　

藍が、歌を届けたいって想った相手が、
　

『皆』じゃなくて『私』ならいいのに・・・・・。
　

　

　

　

　

　

　

　

　

　
　

　

なんて、いつからわがままになったのだろう、私は。
　

　

　
　
　

　

　

でも、その言葉が口に出てしまいそうなほど、

　

　

　
藍を求めている自分がいる。
　

　

　

　

　

　

　

　

　
　

　

　
ふと、頬に温かい雫が伝った。
　

　

　

　

　

　

　

　

　

その瞬間、
　

　
　

　

　

　

　

　

　

　

　

ステージ場の藍と目があった。