9話 ページ11
A Side
あの後は少し書類整理なんかを手伝い彼の車に乗せてもらい、家に連れてきてもらった。
そして今は風呂に入っている。
色々使い方を教えてもらいシャワーの出す。
シャァァ…
シャワーからはお湯が出て来て水よりも温かく気持ち良かった…。
『………契約…か (ボソッ』
本当に自分は契約しないことを望んでいるのだろうか……。
……C3にだけは見付かりたくないな…。
あんなところには…もう……戻りたくない。
体を流しタオルをとって下着などを着てタオルを頭にのせて彼のいるリビングに行く。
ガチャッ──
すると中也さんはワインを飲んでいて完全に酔っていた…。
うーん…どうしようか…?
ま、良いか…。さーて…夜の散歩にでも行こうかな…。
まだ契約していないんだし自由な今のうちに……
スッ──
ワインで酔って寝ている中也さんをベッドに連れていき毛布をかけその部屋から出る。
ガチャッ…
リビングに行き片付ける。
ふと目には彼が飲み残したワインに目が入った。
……少しだけ…飲んでから行こっかな……
.
.
.
.
.
……?其処まで強くないんだ…。
なら中也さんがワインに弱いだけ…?
『あー…此の味も好きになりそう…』
ワインボトルを見る…。
此れ…むっちゃ高いワインだ……そんなん飲んじゃった。
やばい。
シャッ とカーテンを開けると綺麗な青い満月が浮かんでいた。
『屋根でも良いか…』
──スタッ!
屋根に乗り腰を降ろす。
『………先生…今は何をしているのですか…?
そちらで飲む酒は旨いか?
怠惰の兄さんなりに考えがあったのですよ…?
……兄さんはあれから新しい
憂鬱の兄さんにも誰か支えてあげれる人間は居ないのでしょうか…?
憂鬱の兄さんは先生を今も求めていますよ。
吸血鬼が…吸血鬼の
.
.
.
.
__……先生
120人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒猫 | 作成日時:2018年7月29日 16時