13話 ページ15
「寂しくない……か」
嘘は駄目…テララには分かるよ…?
いつも心が真っ暗……。
テララでは…心を支えることはできないのかな…。
黒い雫は垂れて床を濡らした……
ピチャ────
──
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─
『……ん』
眼が覚めて起き上がり欠伸をする。
『……くわぁ…』
窓から部屋を見ていると中也さんが此方に気づき近づいてきて窓を開けてくれた。
『仕事の時間…だね』
「あ、嗚呼。なあ、椿兄って…誰なんだ?」
『……内緒』
なんで……椿兄さんの事知ってるの…?
僕は中也さんの横を通り過ぎて扉に向かう。
『ほら、行きますよ…?』
「…お、おう」
中也さんは外套を片手に持ち扉を出た。
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…コツコツ
地下の駐車場に置いてある中也さんの車に乗った。
『其れで、場所は…?』
「此処の倉庫だ」
ピラッ と出された地図を手に取り見た。
『あー…此処。分かった。此処の頭を潰せば良いのか?』
「嗚呼、そうだ。此処…知ってるのか?」
『知ってるさ…』
.
だって此処…前まで住み家にして居たし。
何でも彼処は裏の組織と関わりを持っていたという事を聞いていたから…。
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今から潰しに行くところもポートマフィアの傘下で
武器の密輸をしていたっていう事もね……
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作者名:黒猫 | 作成日時:2018年7月29日 16時