だれか、私を殺してください【呪術廻戦】

残穢なき跡 ページ10

先ほど男子学生とっ所にいた時とは打って変わり、4人の間に沈んだ空気の流れる


パ「これで10連敗だな」


憂「ご、ごめん」


パ「まあまあ、憂太だけのせいじゃねえだろ」


乙骨を恐れて逃げてしまう人が多く、またようやく話を聞いてくれた人からも


期待していた情報が得られなかったからだ


そして、乙骨が落ち込んでいるもう一つの理由が


憂「Aちゃん、いじめられてたって・・・」


真「周りが見えないものが見えてるやつはそういう扱いは珍しくないだろ」


棘「ツナマヨ」


真「ああ、沢渡の家に行くんだろ。いくぞお前ら」


唯一、引っ越していないという情報が得られたためAの家を知っている乙骨の案内でAの家に向かっている


乙「懐かしいなあ。ここの空き地でよく遊んでたんだ」


パ「そこから恋の三角関係が始ま・・」


乙「らないよ！この空き地を曲がったらAちゃんの家があるから


よく里香ちゃんと一緒に遊びに、い・・って・・・」


楽しそうに話していた乙骨の言葉が途切れる


その表情は悲しそうにゆがめられ、後ろにいた3人も驚き目を見開く


正面に見えるごく普通の一軒家


しかしその家には玄関が無く、窓はすべて割れ壁にもひびが入っている


屋根は半分以上が吹き飛んでおり、門に『KEEP OUT』と書かれた黄色いテープが何重にも張られていた


乙「これ、って・・」


真「呪霊のしわざだな」


パ「普通の強盗じゃあこうはいかないからな」


ゆっくり、ゆっくりと震える足を動かして中へと入る乙骨


それに続いて3人も中に入り、辺りを見渡す


棘「おかか」


真「残穢もない。恐らく襲われたのはかなり前だろうな」


立ち尽くす乙骨にそう声をかける


その視線の先には、絨毯が広がるようにリビングにこびりついた血痕だった



ーーーーーーー


たくさんの方が見てくださり感謝です！


数十話書いてた他作品のヒット数より、作成2日目のこちらの方がすでにヒットしてる・・・


驚きです(笑)

バクリ→←上がって落ちる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す