恐怖と実感 貴女side ページ28
あ「嫌だっ…嫌だよぉ…!」
?「ど、どうしたんだ…?」
カ「キド、怖がらせたんじゃない?」
違う、違うんだ…。
あ「ご、ごめんなさっ…!」
カノさんは私が泣き止むまでずっと背中をさすってくれた。
カ「大丈夫?」
あ「は…い。ありがとうございます。」
?「俺はキド、こっちの緑がセトだ。さっきはどうしたんだ…?」
あ「ちょっと…よく分からないんです。最近ずっとこうで…。」
最近と言ってもつい3日前だ。カノさんに出会う前。
セ「とりあえず笑顔っす!」ニッ
あ「はい!」ニコッ
私の過去は思い出せない。でも最後に…誰かに会ったのは覚えてる。
誰だっけなぁ…。
?「ひっ、人っ…!」
あ「大丈夫だよマリーちゃん。」
セ「なんでマリーの名前知って…。」
あ「あれ?なんでだろ?」
無意識の内に呼んでた名前はどうやら合っていたようだ。
マ「よ、よろしくね?えーっと…Aちゃんだっけ…?」
あ「うん!よろしくね!」
この子夢に出てきた女の子に似てるなぁ。目の色もその髪型も…
?「そいつ誰だ?」
あ「君は?」
?「如月シンタロー。よ、よろしくな。」
あ「私はA。よろしくね?」
この人…どこかで…?会ったことあるのかないのか?
まぁしばらくは気にしなくていいや。
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