拡散⁉︎バッドルーマー ページ46
みんな、みんな！
聞いた？聞いちゃった？
ゼペル・Aのこわ〜い噂！
あの瞳と目を合わせちゃいけないよ！
呪われて不幸になっちゃうんだ！
まだあるよ！
ゼペル・Aのいや〜な噂！
いつもみんなの心を覗いていて、いつでも操れるように魔法の支度をしているんだ！
ほら、あの2人を見てごらん！
操られて友達って思っちゃってるんだ！
先輩にも2人、操られてる生徒がいるんだって！
先生たちも、騙されてる！
怖いね、危ないね、
ゼペル・A、いや〜なやつ！
まだまだあるよ！
ゼペル・Aの恐ろし〜い噂！
いつもの彼はニセモノ！
本当は、
本当は・
ホントウハ・・
ホﾝトｳﾊ・・・？
みんなを苦しメようトしてルンﾀﾞ!
(respect：マギレコ)
ーーー
kyo「……ふぅ、こいつらどんどん強くなってるな」
md「でもこれも母体じゃない…」
フラワーフェスまであと1週間と迫った魔法学院。
学院では、現在謎の魔物が学院内で変な噂を吹聴するという問題が発生している。
問題が発覚したのはさらに2日前。
ロボロからの相談を、とある警備隊隊員と教師ラッダァが受けたことで始まる。
rb「もう1週間くらいになるかな…。貴族たちだけじゃなくて、他の人たちもやたらとAを警戒するようになって。話を聞いてみたら、3つの噂がかなり広まってたんだ。でも、みんな噂を話してたやつを覚えとらんくて」
ra「なるほどね。教師間で連携をとって調査してみる。…Aはどんな様子?」
rb「わからん……俺とショッピくんは噂のせいで一切近づくこともできなくなって。エミさんやひとらんも距離置かれたって」
？「迷惑をかけまいと自分から離れたんだ…。ロボロ、他に気になることはあったか?」
rb「…あ、今日初めてみる一年がおった。昨日も生徒会の仕事で院内駆け回ってる時に見たことない顔がちらほらいて」
なるほどね、と警備隊員は言う。
？「これ、魔物絡みじゃね?」
ra「その線だろうな。緑に頼んで炙り出してもらう。ロボロ、生徒たちの情報はまた何か気づいたら俺かペイントに伝えて」
rb「わ、わかったわ！ありがとう、兄さん！」
Pe「かわいい弟の友達のためなら、な！」
ra「え？俺は？」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年9月14日 11時
