5話 知らないや ページ5
ドリンクも準備し、無造作に置かれていたタオルを畳んで、部員の皆さんがとりやすい場所に置く。休憩になって対応できるように休憩場所で座って待機しておこう。
そうしてしばらく練習を眺めていると、五分間の休憩の声がかかる。
『お疲れ様です先輩方。しっかり水分補給お願いしますね』
「ありがとうAちゃん。あと久しぶりだね」
『お久しぶりです小堀先輩!あ、水とスポドリどっちにしますか?』
「じゃあスポドリで」
『はい、どうぞ』
「A、俺にもスポドリ頼む」
『ゆk...はい笠松先輩!あとタオルそこに置いてます』
「...ん。サンキュ」
「白川さん!俺も貰っていいかい!」
『はい!』
「俺は森山由孝!君とこうやって出会えたのは何かの運命に違いない!よかったら、Aちゃんと呼んでもいいかい?」
『運命かどうかはわかりませんが…名前で呼んで貰っても構いませんよ森山先輩!』
「A、こいつの言ってること気にしなくていいからな」
休憩の間に、色々な人から話をかけられた。名前で呼んだりしてもいいかや、個人的な質問など。
あ、先輩方の名前は一通り覚えました。暗記が得意でよかったと思う。
レギュラーは、三年が笠松先輩、小堀先輩、森山先輩の三人。
二年生が早川先輩と中村先輩。
なんというか、早川先輩はとっても熱い人みたいだ。あと失礼かもしれないけどなんだか可愛らしい。たまに暴走する早川先輩をなだめる役目が中村先輩らしい。
そして一年のレギュラー候補が、私とぶつかった金髪イケメンさん。
「あ、白川さん!俺もドリンク貰ってもいいスか!」
『ああはい。どうぞ!』
「ありがと!...ん、これ丁度良い味っスね」
『気に入ってもらえたならよかったよ』
「あ、そういや自己紹介してなかった。知ってるかもしんないけど、黄瀬涼太っス!モデルやってます!」
『黄瀬くんか。んー…ごめん知らないや。それにしても本当にモデルをしていたとは...』
「俺結構有名なんスけどね...」
何故か黄瀬くんが見るからに落ち込んでいるけれど、放っておいて良いのだろうか…
この姿見てると、何かを思い出す…
ああ、大型犬だ。
☆
海常NG集!TAKE3
〜〜
「了解っス!ブフォッ!!!な、なんスかこのドリンク!めちゃくちゃ塩辛いっス!?」
『あ、間違えてそれだけ塩入れたかもしれない…』
「なんで塩!?」
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです!しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年9月30日 23時