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37話 侮っちゃダメ ページ38

TO終了のブザーがなる。
試合再開だ!



「お、中固めてきた...!」



誠凛は、ゾーンに切り替えてきたみたいです。
でも、これボックスワン(敵一人を重点的にマークする陣型)に近い感じのつきかただな。火神くんがかなり前に出てきている。




「...やんなるぜ、まったく」



ドリブルからすぐにシュートモーションに切り替え、スリーを打つ幸ちゃん。

綺麗なアーチを描き、ボールはリングに吸い込まれていく。


このシュートは幸ちゃんが得意なシュートの1つ。中学の時は、よく一緒に練習していた。





『綺麗...』



これで28-24




「海常レギュラーナメてんのか?ヌリぃにも程があるぜ」





そこからは、ジワジワと点差が離れていく。
幸ちゃんのスリーのお陰で、攻撃の軌道に乗れている。




それに、黒子くんに慣れてきたみたいだ。
さっきからスティールが成功してきている。





「ふむ...やはりこんなものか。1Qで点差を付けれなかったが、あとは時間の問題だろう」


『侮っちゃダメだとは思いますよ?』




涼太が火神くんのシュートをブロックし、そのままボールが外に出る。



ん...涼太が火神くんに何か喋ってる...?
ここからじゃ、よく聞こえない。
変な事を言ってなければいいけど...



そんな事を思っていると、急に火神くんは大きな声で笑い出した。




『な、なに...?』



「強い奴がいねーと、生きがいになんねーだろが。勝てねェぐらいがちょうどいい」





火神くんはさらに続ける。




「...おかげでわかったぜ、オマエの弱点」


「!?」


涼太の弱点と言われて、私は気付いた。

ああ、そうか。見えるものがコピー出来るなら、見えないものは...



「...つまり黒子だろ!お前の弱点!」





「それで?確かに黒子っちのプレイだけは見てもムリっス。けどそれで何が変わるってゆーんスか?」




第1Q終了のブザーがなる。

まずい。これは凄くまずい予感がする...!
どうか当たらないで欲しいけど...




「変わるさ!次の第2Qでホエズラかかせてやる!」







第1Q終了



35-27









『日向さん、そろそろスイッチ入るかな』

38話 焦るな→←36話 彼には弱点がある



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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです!しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年9月30日 23時

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