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25話 本音は ページ26

電車がガタンゴトンと揺れ、少しそれが心地いいと思ってしまった自分をぶん殴りたい。


幸ちゃんにLIMEを送って、数分経ってから連絡が来ていた。






幸男ふざけんなと言いたいが、ついでにスカウティングしてこい。


幸男帰ってきたら黄瀬にシバくって言っとけ。


幸男気を付けて行ってこい


Aイエッサー!!!









私は涼太の方をチラリと見る。
よっぽど親友のクロコッチに会えるのが楽しみなのか、ウキウキしている。


幻覚だよね?なんか犬の耳と尻尾が見える...






『涼太、骨は拾ってあげるからね』


「なんスか急に!?不穏なこと言わないで!?」


『というか、なんで私連れてきたの?クロコッチって人に会いたいなら、一人で行けばいいじゃん』


「Aっちにも、黒子っちを見て欲しいんスよ!」


『...本音は?』



「Aっちって何でもお見通しなの?...監督はスカウティングしなくてもいいって言ってたけど、黒子っちはするに値するっスよ。彼は本当に凄いから」


『そういうことならしょうがないか...最初からそう言えば良かったのに』


「いや〜ついてきてくれるかわかんなかったから」


『じゃあ、誠凛高校のお手並み拝見と行こうか』






私は涼太が買ったグミを1粒取り、口の中に入れた。









『なんか、練習試合は凄いことになりそうだな』











【その頃の海常】




「笠松!?急に大声出してどうした!?」


「あ、ああ...わりいな」


「黄瀬がどうしたんだ?」


「...Aが黄瀬に誘拐された...」


「「「なんだって!?!?」」」


「犯人はいったい何処に逃走した!?」


「え、森山急にどうしたの」


「今東京の誠凛に向かっているそうだ...!」


「あれ、笠松も今日は悪ノリするのか...」


「黄瀬のや(ろ)う!Aをどうするつも(り)だ!」


「恐らくだが、犯人の要求は今日1日Aが来る前のスポドリやタオルで練習をしろと言うことかもしれん...」


「「「そんな!?!?」」」


「もう俺ツッコまないぞ?」


「なんてことだ...俺の癒しがあのデルモ(笑)に誘拐されたなんて!俺は今日1日こんなむさ苦しいゴリラ共を眺めて練習をしなければならないのかよ!!!」


「誰がゴリラ共だシバくぞ」


「笠松、急に素に戻るのやめてくれないか」


「とにかくお前ら、アイツらが帰ってきたら黄瀬をシバく。いいな?」


「「「イエッサー!!!」」」

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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです!しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年9月30日 23時

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