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18話 貞子 ページ19

沢山あった料理も食べ終わり(半分は幸ちゃんが食べてた)、食器も洗い終わった。



たくさん食べて、結構お腹がパンパンになっている。
普段あまり食べないくせに、美味しすぎて結構な量を食べてしまったのだ。
まあ、幸ちゃんはその2倍3倍も食べているけど...





『ご飯ご馳走様でした!凄く美味しかったです!』


「いいのよー寧ろ毎日食べに来てくれてもいいのに」


『お気遣いありがとうございます。でも大丈夫ですよ』


「Aもう帰んの?」




まだお風呂に入らず、ソファーでゴロゴロしていた幸ちゃんが聞いてくる。






『典男さんとお話したかったけど、いまああなっちゃってるからね...』




典男さんは、「今日は飲むぞー!」と言ってビールを3杯ほど飲んで潰れてしまった。
今はリビングの床で寝ている。


典男さん、相当お酒に弱いんです。
1杯目からもう顔が真っ赤だった。


幸ちゃんもお酒弱そうだなー。




『今日はもう帰るよ。お風呂入って、課題とかしないといけないし』


「そうか。じゃあ送ってく」


「Aちゃん、今日は来てくれてありがとうね。帰ったら薄着で寝ちゃダメよ?」


『わかってますよー!じゃあお邪魔しました!』



幸ちゃんの家を出て、私の家に着く。
そう3秒で。




『家隣なんだから、送らなくてもいいのに』


「送らねえと母さんがうるせえんだよ」


『ふふ、本当幸乃さんには弱いんだね』


「うるせ」




幸ちゃんは私の髪の毛を両手でガシガシと揉みくちゃにする。



『幸ちゃん髪の毛ぐしゃぐしゃになる!』


「ははっ!貞子みてえ」


『幸ちゃん酷い!』




私は仕返しに幸ちゃんの手をポカポカと殴る。
それを適当にかわす幸ちゃんはちょっと楽しそうな表情だった。

いっつも眉間にシワよってるから、今日の表情はなかなかのレアものです。




『もー!幸ちゃん、そろそろ家はいらないと風邪ひくよ?』


「あー確かにちょっとさみいな。ほらさっさと家に入れ」


『うん。今日はありがとうね幸ちゃん!じゃあおやすみなさい!』


「おう」







結局幸ちゃんは、私が家に入るまでその場にいた。
心配性というかなんというか...


でもそういうところがカッコイイよね!







家に入った私は、玄関のドアにもたれかかる。








『幸ちゃんに髪の毛ガシガシされた〜...ッ!』




一人の私は数分間その場で悶えていた。

19話 中身→←17話 お義父さん



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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです!しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年9月30日 23時

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