22話 一緒に行こう ページ23
幸ちゃんの使用済みストローを回収しに行こうとした私だったが、佳奈ちゃんに必死に止められて、今日は断念した。
午後の授業も、中学の復習といったもので、眠気と戦いながらも、授業を乗り切った。
ちなみに涼太は爆睡していた。
帰りのHRも終わり、部活に行こうとしたところで、涼太に話しかけられる。
｢Aっち!一緒に部活行こうっス!｣
『今行こうとしてたんだけど?』
｢部活同じなんだから一緒に行くっス!｣
『別にいいよー』
｢よーし!じゃあ行こう!｣
手首を掴まれ、グングンと進んでいく涼太。
痛かったので、思いっきり振り払っておいた。
そしたら何故か子犬のように悲しい顔をしていたけど知らないふりをした。
〜
練習も終盤に差し掛かり、皆の疲れが目に見えてわかる。
少し暑いかな...私は丁度いいんだけど、選手は動き回っているから、熱が籠るよなー...
流石にアイシングを早めに使い始めると、夏場にバテやすくなるから、冷水で濡れタオルを準備しておこうか。
となると、新しいタオル出しておかないと!
『うん。今日も幸ちゃんはカッコイイ!』
幸ちゃんをチラリと見て、いや5秒ほどガン見して、部室へとタオルを探しに行った。
｢あれAっちは?｣
｢何!Aちゃんはどこに行ったんだ!?｣
｢うるせえぞお前ら!ちったあちゃんと練習しろ!｣
｢Aちゃんなら部室のほうに行ってたよ｣
｢何しに行ったんスかね?｣
｢別に黄瀬が気にす(る)ことじゃないだ(ろ)｣
｢噂をしてれば、出てきたみたいだね。いっぱいタオル持ってきてるぞ｣
｢つかあちぃ...｣
大量のタオルを見つけた私だけど、流石に洗わないと使えないものも数枚あり、体育館の方で仕分けすることにした。
『これと、これは今日使えるなーあ、これダメ。これは使えるね』
仕分けしたタオルを畳みながら置いていく。
今日使える分を直ぐに冷水につけに行き、水を沢山含んだタオルを絞る。
水に数個ほど氷を入れておいたので、絞ったタオルがひんやりとしていてとても気持ちが良い。
『今日は洗うものいっぱいになるなー!』
よしっ!と気合を入れ直して、濡れタオルをカゴに入れ体育館に持っていく。
ドアをガラッと開けると、熱気が一気に外へと流れる。
やっぱり体育館は暑いなー。
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (
レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです！しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ子 | 作成日時：2017年9月30日 23時
