【黒バス】虹村の彼女は……赤司の姉でした☆

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「さて、どこから話そうかな」
と、Aはそう言いながら椅子に座り赤司と真正面になった。

「じゃあ…
　出合ったときは？」
と、赤司は飲み物を姉の前に持っていきながら言った。

「え？ 出会い？
　それはね…」
と、目を閉じながら言った。


・

・

・

時は遡って二年前…
一年生の時である。

今日は初の席替えである。
くじ引きで決めたため周りの人は不満の声をあげていた。

私はくじ引きで引いたところがちょうど
窓際…では無く廊下ぎわであった。
隣の人は誰なのかうきうきしながらその席に行くと…

そこには、虹村君が居た。

「あ、えっと虹村くん？ …で、あってる？」
と、私は心臓をばくばく言わせながら言った。

「あぁ？」
と、虹村君はこちらをみながら言った。
ちょっと怖いのである。

「あの、えっと…
　隣席なのでよ、宜しくお願いします」
と、私が言うと虹村君は「あぁ、宜しく」と、素っ気無い態度で言った。

第一印象
素っ気無くて怖い人


・


「そんな第一印象が『素っ気無くて怖い人』な人と
　恋人同士に？」
と、赤司は言った。
「うん、でもね…
　良い所もあったんだよ？」
と、Aは嬉しそうに言った。

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